2012年3月31日土曜日

移動



雪国から春の都市へ。

久しぶりに雪の滑走路を見た。
3月末まで雪が舞うのは、
北東北でも珍しいのではないか。

ケニア滞在中、
「雪が見たい」
と呟いていたので、
空が聞き入れてくれたのだと
勝手に解釈しておく。

2012年3月29日木曜日

黒石



日本での研修後、さっそく温泉に。

春の気配がまだ訪れていない、北東北の黒石。
その黒石温泉郷のなかの『花禅の庄』にて。

夕食時はこの炉端で岩魚を焼いてくれた。


久しぶりの温泉。
それも、雪を見ながら。



夜は幻想的な雰囲気だが、
朝の露天風呂は爽やかさに溢れる。



朝食に所狭しと並ぶ菜。
贅沢な話だが、見ているだけで満腹。


今年は積雪量が例年になく多かったらしく、
この時期でも、毎日積雪があるそうだ。

160cmくらいの雪の壁。
八甲田山の麓だということもあって、
この辺りは雪が深い。



黒石はこけしで有名なのだそうだ。
宿の近くにあるこけし館を訪問。



著名なこけし職人の作業の様子など
展示も温かな雰囲気。

こけしも地域ごとに形や表情が違っていて
奥が深いことを初めて知る。


駅前で立ち寄った食堂にて。



新鮮な海の幸は、
ケニアでは滅多にお目にかかれなかった。
幸せなランチ。

2012年3月23日金曜日

帰国しました。



無事に帰国。
そして早速、帰国後研修1日目。

同じ日に帰国してきた隊員が200人以上とのことで、
会場もこんな様子、早くも日本社会に揉まれる思い。

朝から怒涛の缶詰研修に、昼食時間も満足に与えられず。
それを誤魔化す訳でもないだろうが、
昼食に弁当を支給されたり。



外務省高官から感謝状の授与をされ、
各国に散らばった同期達との再会に喜び、
とにかく忙しい1日。

研修は、週末を挟んで来週も続く。

2012年3月20日火曜日

Samburu にて



サンブルの夜明け。



ロッジ内にある黒い花。
花の色もそうだが、咲いたあとのトゲトゲも不思議。



敷地内でくつろぐサバンナモンキー。
小供サルの表情が可愛らしい。
サルたちも、ゲストには追い払われないと知っているのか、
近くを通っても動じない。


干上がった川を歩くクドゥのメス。



水を探しているのか、
それとも他の何かを求めているのか。


ゾウもおとなしくて、
車を近づけても怒らない。



群れで移動するゾウは、
小さな子供が群れの中にいると
庇うように歩くのが印象的だった。



優しい表情。


ケニアではサンブルにしか生息しない
グレービィーゼブラ。



水の無い時期のせいか、殆どのシマウマは
他の場所に移ってしまっているとか。


前回のサファリでは、
1個体しか見られなかった
立って食事中のゲレヌク。



今回は何度も立ち上がっている姿を見れた。


順位戦の最中のインパラ。



朝は角を突き合わせているアンテロープ達を
沢山目撃する事ができる。


しげみに隠れていたウサギ。



逃げ足が速いので、
写真を撮れたのは初めて。


オシャレなハゲホロホロチョウ



このホロホロチョウの羽の青が
本当にキレイな羽だと思う。


うさぎの足を抱えて食事中のオオタカの仲間。



キリッとした表情が凛々しい。


食事場所によく来た
ツキノワテリムクドリ。



ケニアの各地でも見ることが出来る。
この鳥も羽の色がキレイ。


子供を連れたダチョウ。



子供達も親鳥に負けず、
走るのは早い。


嘴がキレイなサイチョウの仲間。



オスとメスでカラフル度が違うのかもしれない。


蟻塚から出てきたマングース。



これから移動するところだったのか、
安全を確認後、1匹ずつ別のしげみに駆け込んでいた。


最後まで、
サンブルの魅力満載のサファリ。

2012年3月19日月曜日

Samburu のネコ科達



ゲームドライブにて、
ドライバーが動物の足跡を追跡。

足跡だけで動物を探せることに、
驚くと共に感心する。

そして、ドライバーが
迷わずに車を進めるその先には・・・



本当にライオンがいた。

車の突然の出現に、相手もビックリしたのか、
きょとんとこちらを見返していた。

そのうち、対象物として飽きたのか、
コロンと横になってしまう。



肉球が可愛い。
ドライバーが足跡だけで見分けられるのだから、
きっと特徴的な形なのだろう。


ドライバーが必死に動物を探していた。
何を探しているのかは全く教えてもらえなかったが、
きっと、珍しい動物なのだと思っていた。

ふと、上を見上げて・・・



なんと木の枝に豹。

こんな場所にいるなんて、
知らなければ見つけられないような気がする。


ドライバー同士が情報を交換して、
大型動物の居場所を教えあう。

他のドライバーに教わって駆けつけた場所にて。



兄弟と思われるライオンが2頭。



干上がった川の向うをじっと見ている。
何が見えているんだろう。


夕食時のロッジにて。

ジャコウネコがテーブルの近くまでやってきた。



行儀がよくて可愛らしい。
何かもらえないかと食べ物を探している。

思わず、テーブルの上も気になって覗き見。



フラッシュが眩しくて目を瞑った様子も可愛らしい。

2012年3月18日日曜日

Last safari



帰国報告会、大使館表敬と
クワヘリパーティーが終わり、
公務が全て終了した。

帰国まで3日、間が開くので、
最後にサファリに行く事に。



行き先はサンブル。
近年の洪水で閉鎖しているロッジが多いせいか、
行きの飛行機も貸貸切状態。



ケニア山を横目に。

煙が何箇所かから上がっているので、
火事が所々で起こっているのだろう。



サンブル到着。
乾燥した大地。



サンブル族の飾りには、
鳥の羽が使われることもあるからか、
小さな飛行場にも飾られていた。



サンブル国立保護区のゲート。

キリン柄。
サンブルにいるキリンは、
網目キリンという種類。



保護区の地図。



川沿いに沢山のロッジがあることが見て取れる。



1年前泊まったロッジ。
洪水の影響で道がえぐられてしまった。

このロッジは部屋数が多いので、
宿泊する事は可能だが、
自然の力の大きさを思い知らされる。



ライトアップされると趣が増す。

ロッジはジェネレーターで電力供給しているので、
1日のうちで電気の使えない時間が何時間かある。



清潔な室内。

ゆったりとした気分で滞在できる。



ある日の朝ごはん。

程よい気温と、爽やかな風に包まれて、
美味しく頂いた。

2012年3月17日土曜日

Kwa heri party



帰国報告会の翌日は、後輩隊員が主催の
帰国隊次さよならパーティー。

今まで、追い出す側だったが、
今回初めて追い出される側に。

同期の半分くらいが延長でケニアに残る。
赴任していた当初はみんなで帰るのだと思っていたから、
なんだか不思議な心境だった。

クワヘリパーティーは賑やかに進行し、
湿っぽくなることも無く、
思っていた以上にあっけなく幕を閉じた。


同期だけでなく、赴任中のみんなが、
帰国までの残りの日々を、
それぞれが楽しく充実して、
何より健康に過ごす事を祈っている。

2012年3月16日金曜日

帰国報告会



JICA事務所にて、
帰国隊次による報告会及び、
大使館表敬訪問。

報告会後、
JICA事務所が一括管理していたパスポートと
帰国便のチケットを受け取る。

帰国の準備が少しずつ進んでいく。

2012年3月10日土曜日

引き揚げ



任地ロンゴから引揚げをした。

当日の朝でさえ、
引き揚げる実感が全く無かった。

家主の奥さんや、警備員達に見送られ、
自宅を後にしたものの、
なんだかまた帰ってくるような
そんな気がしてならなかった。

ニャンザ州からリフトバレー州を経てナイロビへ。

途中、
緑の濃いニャンザから、
どんどん緑が薄くなってサバンナ、
埃っぽいナイロビと
流れていく景色をただただ眺めていた。
普段の移動とまるで同じように。


任期延長する同期が多い中、
もう少し、自分もケニアに残れたら
良かったかもしれないと思うこともあった。

けれど、
あともう少し・・・という気持ちの所で
任期を全うできたのはむしろ良かったに違いない。

嫌な事も上手くいかない事も沢山あったはずだけれど、
振り返って思い出すのは、
何気ない日々の積み重ねの中で起こる
何気ない出来事ばかり。

任地の沢山の人々に大事にされた2年間だったと、
この貴重な日々に感謝。



引き揚げ後の週末、
海を眺めていた。

2012年3月8日木曜日

Strike



先週から医療従事者のストライキが行われているそうだ。
ナイロビなど都市部だけかと思ったら、
なんとロンゴでも仕事に来ていないスタッフが多数いると。

MCHや薬剤部は通常通りだったし、
PSCテントもFACESが切り盛りしているので
ストライキの影響は少ないものの、
一般外来は患者もスタッフも本当に僅か。



ニュース番組などで
医療従事者のストライキを支持するかどうか
問いかけるような場面があったが、
日本では考えられない状況に驚くばかり。

早く通常の診療体勢に戻って欲しいものだ。




C/PのDASCOは忙しいので、
なかなか話し合う時間を取れなかったが、
2年間の活動に関してや、
JICAのボランティア事業に対して、
コメントやリクエストを貰った。

DASCOにとっても隊員の受け入れが初めてで、
お互いに試行錯誤をしたわけだが、最後に、

「一緒に働けて、
 自分にも得るものが沢山あったし、
 あなたにとってもそうであったら嬉しい」

と。

本当にもうすぐ引き揚げをすることの
実感がまだ沸かない。