先日ナイロビに上京したその翌朝に、
自宅に空き巣が入ったと大家からの連絡。
公務での上京だったこともあって、
すぐには帰宅できず、連絡の3日後に帰宅。
勝手口が壊されたり、
窓ガラスが派手に割られていたりと、
なんだか気持ちが冷たくなる思い。
全てのケニア人が
こんなことをする訳ではないけれど、
こういった行為が自分達自身を貶めていることに
いつになったら気がつくのかと残念。
逃げ隠れる場所もないので、
暫くは窓の割れたままの我家で過す。
日が沈めば、漆黒の闇に包まれる田舎で、
心細くないと言えばウソになる。
2011年1月22日土曜日
NBI
幹事会でナイロビに上京。
今回は年末のボランティア総会の反省をもとに
JICA事務所との協議など、今後について話合う機会が設けてある。
その中での次長の言葉で印象的だったのは
『日本社会のガラパゴス化』
日本が世界の中で特殊な進化を辿っている。
さらに、ボランティア事業もガラパゴス化している。
そんな例え話から、
2年間無事に任期を終えて日本に帰すことは
在外事務所の最優先事項であるけれども、
無事でありさえすればいいという点にのみ執着し、
ボランティアのやりがいや
配属先へのインパクトなどを考慮しているのか?
何もかも駄目だと言っていては先に進めないのではないか?
もうボランティアは大人なのだから、
過保護にする必要はない。
確かに、JICAボランティアには制約も多い。
それでも、ボランティア側の立場に寄り添う形で
意見・要望を拾おうとしてくれる事務所側の姿勢に、
ボランティアも責任を持って応える必要があるのではないかと思う。
2011年1月19日水曜日
PMTCT free zone
MDGs の1つである、
『HIV/AIDSの蔓延を2015年までに食い止め、その後減少させる』
というターゲット達成の為の動き。
ケニアの人口:38.6 million
妊婦 : 1.5 million
HIV+ve 妊婦: 106,500(7.1%)
HIV の母子感染を予防し、
2015年までに5%まで低下させることを目標に、
・1st phase
Taking stock based data
PMTCT formative reseach
・2nd phase
Pilot in 5 districts
(Nakuru,Nandi,Kisumu,Rongo,Siaya)
・3rd phase
Roll out phase to their districts with in the pilot provide
という工程で行われることになり、
現在 2nd phase の段階。
Rongo が Pilot district の1つである理由として、
・依然高いHIV陽性率
・高乳児死亡率
・医療機関での出産率の低さ
などが考えられる。
保健衛生省のデータ上、
Rongo を含む Nyanza 州では、
5歳以下の幼児が90分に1人なくなると計算されている。
ただし、問題も山積で、
少ない保健医療スタッフで
日常の医療業務をこなしながら
妊婦・出産後の女性のケアやサービスの提供、
乳幼児のケア・予防接種等々、
全ての事ができるとは到底考えられないのが現状。
また、該当する医療スタッフへのトレーニングも
不十分な状態で 2nd phase が始まっている。
日々誕生する新しい命が HIV に暴露されることなく、
健やかに成長する環境を速やかに整え、
医療サービスへのアクセスを改善する努力が必要だと、
県の医療従事者が認識する所から始めなくてはいけない。
人々の意識変容が、この国では一番難しい。
2011年1月16日日曜日
2011年1月15日土曜日
Stock
県病院への薬剤が運搬されてきました。
薬剤の入荷は3ヵ月毎。
毎月の使用量と必要量を提出しないと、
次の3ヶ月の薬が届かないようです。
作製書類をチラリと見る限り、
無駄と手間が多いだけにも思えるのですが、
ロンゴに限らずケニア全土で行われている
作業のようなので、見守ることに。
3ヵ月毎の支給なのもあって、
必要と思われる薬剤が頻繁に欠品します。
欠品していないのはARVくらいでしょう。
いろいろな面で、もう少し効率よく出来ないものか
考えてしまいます。
stock room に積まれているダンボールは
使用期限を考慮しているとの事ですが、
この詰込み具合たるや・・・。
県全体の在庫を有するには、
スペース的に無理があるのも事実で。
今後、薬剤部が拡大されるという話もあるので、
十分なスペースの stock room と、
ネズミの出ない薬剤部にして欲しい・・・と心底思います。
2011年1月14日金曜日
Performance Review
県保健事務所主催のmonthly meetig。
昨年1年間の医療サービス達成率や、
それぞれの facility の問題点、
ターゲット目標の確認等々、新年らしさ満載のmeeting。
最近、隣国ウガンダで黄熱病が outbreak している為か、
topics として関心があった黄熱病の予防・診断・治療薬について。
ケニア国内でも、アフリカ諸国への出入国の際には
Yellow Card の携帯を義務付けるなど、敏感になっている印象。
JICA 関係者はアフリカ派遣に伴って、予防接種必須なので
それほど心配は要らないのだろうけれど。
初期症状がマラリア等と似ている為、
誤診を招く可能性があるようだが、
そもそもケニア人は『発熱=マラリア』と思ってる節があり、
どこから誤診と考えるのか、難しいものだが。
蚊が媒介する疾病の多さを、
ケニアにいると身近な問題として実感する。
2011年1月13日木曜日
2011年1月12日水曜日
2011年1月11日火曜日
Deaf Orphanage
長いクリスマス休暇&お正月休みが明けて、
配属先の同僚達も職場に戻って参りました。
今日は孤児院での outreach で、
counterpart と2人で
HIV test & counselling。
今回訪問した孤児院は Deaf 限定の孤児院で、
子供達との会話は全て手話。
孤児院に新しく来た子供達に、必ずHIV検査をするのが
ダイレクターの方針のようですが、
手話での語彙数も限られる子供達に、
なぜ検査が必要なのか、どんな検査をするのか
丁寧に何度も説明しているのがとても印象的。
子供達の反応を見ながらお話しするダイレクター。
針を刺されることが恐くて泣き出す子、
途中で脱走しようとする子、
瞬きをしたら涙が零れ落ちてしまいそうなのを堪える子。
counterpart 自身も sign language を使って子供達と会話をする。
どの子供達にも、検査が終わったら
「頑張ったね、よく我慢したね」
と、笑顔で抱きしめるダイレクター。
耳が聞こえない上に、
両親がいない子供達にとって、
孤児院での生活はどんなだろうか・・・と、
悲観的な想像しかしていなかったものの、
実際の院内での子供達の雰囲気が柔らかくて。
ダイレクターからの惜しみない愛情を受けて、
伸びやかに成長することを期待してしまう。
検査は1人ずつ、
十分時間を取って行い、
その間、
他の子供達はちょっぴり不安そうな表情で順番待ち。
配属先の同僚達も職場に戻って参りました。
今日は孤児院での outreach で、
counterpart と2人で
HIV test & counselling。
今回訪問した孤児院は Deaf 限定の孤児院で、
子供達との会話は全て手話。
孤児院に新しく来た子供達に、必ずHIV検査をするのが
ダイレクターの方針のようですが、
手話での語彙数も限られる子供達に、
なぜ検査が必要なのか、どんな検査をするのか
丁寧に何度も説明しているのがとても印象的。
子供達の反応を見ながらお話しするダイレクター。
針を刺されることが恐くて泣き出す子、
途中で脱走しようとする子、
瞬きをしたら涙が零れ落ちてしまいそうなのを堪える子。
counterpart 自身も sign language を使って子供達と会話をする。
どの子供達にも、検査が終わったら
「頑張ったね、よく我慢したね」
と、笑顔で抱きしめるダイレクター。
耳が聞こえない上に、
両親がいない子供達にとって、
孤児院での生活はどんなだろうか・・・と、
悲観的な想像しかしていなかったものの、
実際の院内での子供達の雰囲気が柔らかくて。
ダイレクターからの惜しみない愛情を受けて、
伸びやかに成長することを期待してしまう。
検査は1人ずつ、
十分時間を取って行い、
その間、
他の子供達はちょっぴり不安そうな表情で順番待ち。
2011年1月10日月曜日
登録:
投稿 (Atom)