2010年8月31日火曜日

任地帰宅



今回のナイロビ滞在は
1週間程度でしたが、
エイズ対策のmeetingなどもあって、2週間くらい任地を留守にしていました。

任地ーナイロビ間は移動距離が長く、疲れも溜まる為
移動するのが面倒に思うのですが、
任地に帰ってくると、
「帰って来て良かった」
と思えるから不思議です。


ところで。
ナイロビで、お洒落なBarを紹介して頂きました。

雰囲気も素敵で、
店内に流れる音楽のジャンルは曜日替りで変わるそう。
JAZZの曜日に是非伺いたいものです。
ノンアルコールのカクテルが予想以上に美味しくて、
ナイロビ上京の度に通ってしまいそうな予感。

2010年8月28日土曜日

Nairobi上京



出張続きでネット環境も
ひどいものですが、
久しぶりに日本食を食べています。

今回は健康診断を受け、
久しぶりに採血をされました。
どんな検査結果なのか、
楽しみでもあります。

2010年8月17日火曜日

Jiw denti







ターム休み中の小学校の校舎を借りた一般市民向けのHIV/AIDS の勉強会。

今回の勉強会は全てルオ語で行われた。

想像力を駆使して話題についていくのはさすがに大変だったけれども、
部族語でやり取りすることで、より活発に意見交換や質問が出来ていることも実感。

HIVとは何か?
AIDSとは何か?

といった質問から始まった勉強会、
何事も基本からが大事。

2010年8月16日月曜日

映画鑑賞会@Rangwe







学校の敷地内とはいえ、屋外での鑑賞会は全寮制ならでは。

今回Rangweの子供達と一緒に観たのは

『となりのトトロ』

もちろん、英語吹き替え版。
メイとサツキが英語を話しているのは、
なんだか不思議な感じだった。

他国では、JOCVの環境教育隊員が学校教育の場で使うこともあるそう。


子供達がメイの一挙一動に
笑ったりタメ息をついたりして反応しているのを
新鮮な気持ちで見守っていた。

最後に感想を聞きそびれたのが残念。

理科実験教室@Rangwe








学校隊員として全寮制の小学校に赴任している隊員の活動を見学に、
任地 Rongo からは車を乗り継いで1時間弱の町、Rangwe に行ってきました。

タ-ム休み中にも関わらず、補習授業で多くの生徒が学校に残っています。
加えて、小学生といえども膨大なシラバスをこなさなくてはならず、
普段の授業で実験を取り入れられる時間的余裕が少ないとか。

そんな生徒達に理科実験を通して、実験の面白さを感じてもらおう。
というのが、今回のテーマ。

実験は3種類
1, Salt dance
.....Move salt using vice
2, Thread phone
.....Hear sound using thread phone
3, Handmade speaker
.....Hear sound using handmade speaker

準備が大変だったのではないかと推測するが、
工夫を凝らした授業に子供達も大はしゃぎ。
今後もこんな魅力的な授業を続けて欲しいと思った。

教会での1コマ





土曜日の教会は特別な1週間の最終日だったこともあって、
本当に大勢の人が詰め掛けていました。

文字通り、
『黒山の人だかり』

朝8時から夕方まで教会でお話を聞くそうで、
この熱心さに驚きを覚えます。

そんな中で、ジッとしていられないお子さんを
発見しては喜んでいたわけですが、
この少年、お絵描きに夢中。

子供らしくて、むしろ安心する。

2010年8月14日土曜日

ARV耐性





病院の片隅にて。

無造作に置かれていた
レポートが目に留まったので、何気なく眺めていました。

そのレポートは、Rongo で治療中のHIV 陽性患者の体内ウイルス量と
抗ウイルス薬に対する耐性についてのもの。

殆どの抗ウイルス薬に耐性が出来ている結果が記載されていて、
多剤併用で治療に臨んでも効果が期待できないことを意味しているのでは・・・


ケニア国内で使用されている薬剤はARVに限らず、
様々な国際機関から援助されているジェネリック医薬品で、
特にARVに関しては無料で提供されています。

治療に使用できる医薬品の選択肢は限られている中で、
今回のような薬剤耐性があった場合に、どのような対応をするのか。
今後の展開が気になるレポートでした。

記念日?






お昼頃に
配属先のスタッフに
「木を植えに行くよ」
と誘われて、
ついて行きました。

FACES という NGO が Rongo 県内の各所に
医療スタッフやデータ管理者を配置し、
HIV/AIDS に関わるサポートをしていますが、
その Nyanza 州の代表が来ていたようです。

病院の敷地内に
・FACES の代表
・県病院の病院長
・県保健事務所所長
の3人が植樹しました。

状況が分からないままながら、
何かの記念に植樹する習慣が、
日本にもあったような気がするな・・・
と、思いながら見守っていました。

2010年8月13日金曜日

仕事中の薬剤部


写真の通り、男性しかいません。

彼らは
日本語に興味津々。
もちろん、
スワヒリ語やルオ語も教えたがり。

毎日、少しずつ語彙が増えているのは、
間違いなく彼らのお陰。

習慣や文化なども彼らと話す機会が多く、
それぞれ違う部族出身だったりするので、
部族間で少しずつ rule が違っていて面白い。

とは言っても、
男性に有利な traditional rule が多いのが共通点ですが。


私が発する素朴な疑問が、彼らにとって斬新なよう。
間違いなく、毎日がささやかな異文化交流です。

2010年8月12日木曜日

教会







任地 Rngo では殆どのケニア人がキリスト教で、それぞれが通う教会を持っています。

ここに来てから、何度も
「教会に行こう」
「キリスト教徒にしたい」
等々、熱心に勧められています。

宗教に対する温度差を
海外にいると強く感じますが、
日本人の宗教観について熱く語れるほどの
知識と語学力と信仰心を持ち合わせていないので、
正面からぶつからないように心掛けています。

それでも。
この1週間は市内の大きな教会の特別な1週間らしく
朝早くから夜遅くまで、教会から爆音が流れ、
日中は老いも若きもお説教を聴いているよう。

まるで当たり前のように、
そして散歩にでも行くかのように
同僚に誘われ・・・・なぜかお昼時の教会に。

こちらのお説教は、
日本人には想像できないような賑やかさで
コメディでも見ているかのような雰囲気。
不思議な気分で目の前に繰り広げられる景色を眺めていました。

Royal Clinic






県病院から歩いてすぐのところに private のクリニックがあります。

ここでも患者さんが沢山でスタッフ不足を感じるものの、男女の入院用の建物がわかれていたり、
各部屋のベッド数が少なかったりと、なんとなく県病院よりも落ち着く空間のように感じました。

ケニアに来てから、
病棟の全てのベッドに蚊帳が張ってある光景に慣れましたが、
ケニア人が日本の病院を見学したらどんな感想を持つのか
ふと、気になってしまいます。

2010年8月11日水曜日

解禁






ケニア隊には
赴任からの3ヶ月間、
「3ヶ月ルール」
というものがあって、
公務等の理由もなく
任地を離れること禁じられています。

我々の赴任は5月11日。
今日、8月10日をもって
満3ヶ月。

さらに、referendum によって移動規制が敷かれていましたが、
大きな混乱もなく暴動も起きず、平和に日々が過ぎていくので、
移動規制も本日解除され・・・。



・・・つまり、自由になりました・・・。



だからといって、
明日から旅行にでも行こう・・・
という展開にはなりませんが。


そして、
お祝い・・・という訳でもなく、
近所の少年がココナツをくれました。

ココナツの実を生で食べるのは初めて。
面白い体験でした。

2010年8月9日月曜日

Migori








久しぶりに絵を描いた。

色鉛筆に触れるのは
何年振りだろう?
新鮮で無邪気に楽しんだ。

こんな休日の過ごし方も
贅沢だと思う。


庭に大きなアボガドの木がある家に住んでいる
先輩隊員がなんだか羨ましくて、
アボガドを植えてみようかと思った。

実がなるまでに何年かかるんだろう?

2010年8月6日金曜日

黒ウガリ











referendum の結果、
政府側が勝利すれば翌日も休日になる・・・
という随分ケニア的適当な announcement により、
5日も休日です。


自宅待機は4日のみ。
保健事務所が休みでも、
病気に休みはないし、
県病院は年中無休。

少なくても
薬剤部には最小限の人員配置しかなされていないだろうという予測と、
昨日の出来事が心のどこかに引っかかっていた事もあって、出勤することに。

結果、案の定。
「staff only」 の扉を開けたら、そこは戦場・・・pole。


そして、
ケニア人宅でのランチに誘われました。

ケニアの主食は『ウガリ』といって、
トウモロコシの粉から作られます。
このトウモロコシは日本の物とは違う種類、
モチモチとした食感が特徴で甘くないです。

そこで黒ウガリの作り方を教えて頂くことに。
黒ウガリはトウモロコシ粉だけでなく、
キャッサバとサトウキビが混ざっているとか。

ケニアの伝統的な調理方法は炭火。
ケニア人は本当に上手に火を取り扱います。


出来立ての黒ウガリと魚料理を食べながら、
referendum の開票速報を見ていました。

政府高官達のコメントの中で、
「peaceful にこのreferendum を終えられたことを国民に感謝する」
といったものが多い印象が残り、
2007年を繰り返さない、という意志を感じました。

2010年8月5日木曜日

静穏








今日、
8月4日はケニアの
referendum。

2007年の大統領選の時には暴動により、
国外退去を決行せざるをえなかったJICA事務所側は、
今回、一部地域の隊員にはナイロビ退避、
それ以外の隊員には前後10日間の移動規制と投票日当日の自宅待機、
という形で、この referendum に対応しています。

幸いにして、任地 Rongo を含む Nyanza 州は
暴動などが発生する危険が少ないと言われています。

急遽この日は、国民の休日に制定され、
仕事に出掛ける必要もなくなったので、
JICAからの注意勧告に従って、
おとなしく自宅待機をしていました。

朝から天気がよくて、
そして、とても穏やかな1日でした。

庭で日向ぼっこをしていると、近所のケニア人が
「今日はとても平和だよ」
と声を掛けてくれるような、そんな長閑さが漂ってました。



それでも。

夜間、我家の見回りをしてくれる警備員から
ある男が警察に捕らえられた・・・
と言う話を聞きました。

その男は、
7歳の少女を白昼堂々レイプしたのだと。

町の人たちは、警察が捕らえたこの男を
殺すと殺気立ってると。

でも。

この男は、実は15歳の少年だったと。



一見、静けさの漂っていた町で、
平和だった生垣の外側で、
心が凍るような出来事が起きていて。

この国の持つ unbalance な一面を
まざまざと見せ付けられた気がして、
ただただ、言葉が出ませんでした。

2010年8月4日水曜日

珍客










庭の掃除をしていたら、
手伝ってくれていた近所の少年が
「ゲコがいるよ」
と教えれくれました。

写真分かりますでしょうか?

「ゲコ」はスワヒリ語かな?ルオ語かな?
と思ったら英語:geckoでした。

少年に語学を教えてもらう毎日です。

我家の庭、お天気の良い日は
とても気持ちのいい空間です。

お肉屋さん








ケニアにもお肉屋さんはあります。
もちろん量り売り。

日本と違うのは、冷蔵庫がないこと、
牛肉は牛肉屋さん、豚肉は豚肉屋さんと分かれていることでしょうか?
ヤギや鶏は丸ごと絞めるので量り売りはされていない印象。

新鮮なことは確かです・・・が、衛生的かどうか分かりません。

2010年8月3日火曜日





7月中は雨があまり降らず、
そろそろ雨乞いでも・・・と思っていた頃に恵みの雨。


ケニアの中でも西部地域は雨が多い方。
それでも、乾季になって降水量が減り、
雨水を貯めているタンクの水嵩が減ると、
心細さを感じてしまうものでした。

限られた量の「水」で生活することに
まだまだ慣れていない自分を発見すると同時に、
ケニア人の水の使い方に感心します。


蛇口をひねれば、
安全な水を簡単に入手できるような
水資源に恵まれた日本では、
「水の大切さ」や「水の無い生活」
といった話題に現実味を持てなかったものですが、
ここに来て、改めて「水」について考えさせられます。

2010年8月1日日曜日

Homabey




週末、Homabey という Victoria 湖沿いの町に。

湖と山に囲まれた Homabey は、なんだか日本の田舎のような雰囲気が漂っていて、
懐かしさに似たような感情を覚えたのも事実。

湖を眺めながら飲んだ soda がとても美味しく感じられ、自然に癒された気がします。

また、新しい出会いが沢山あり、とても刺激的な週末になりました。