県保健事務所に限らず、
任地には水道というものがない。
雨季はまだしも、乾季には水が不足する。
そんな土地柄のせいか、
事務所内で水を使える場所が以前はなかった。
今回、ナイロビでの出張講座を終えて、
事務所に報告に行ったら・・・
手洗い用の水タンクが設置されていた。
これは、小さいけれども素晴らしい変化と言える。
以前はトイレの近くに手を洗う場所もなかった。
用を足した後で、手洗いをしないまま、
人々は握手をするのである・・・。
石鹸まで添えてあって、
手洗いの重要性を理解してくれているなら何より。
そして、もう一つ。
オフィス内に飲み水が設置された。
一度沸騰させたキレイな水だそうだ。
事務所や病院内で働くスタッフにとって、
水の確保は敷地外にペットボトルの水を買いに
行かなければならない事を意味し、
業務に支障をきたす原因になったけれど、
これなら、必要な時に水を飲める。
小さな変化だけれども、
そんな変化の積み重ねが大切だと実感する。
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