2011年6月9日木曜日

台帳



先日のHAPAによると、
新しい台帳が順次配られるとか。

この写真の台帳ではなかったと思うが、
ケニアでは台帳がやたら多い。

なぜそんなに沢山の台帳に記入するのか、
記入した情報をどう分析するのか、
そんなことを記入者も考えたこともないようで、
「文化」として、この効率の悪い作業を続けている。

せめて、A4サイズなら整理もしやすいものの、
台帳はA3。
これが狭い診療施設を圧迫しているのだが、
政府から支給され、全国で同じものが使われているとなると
改善のしようがあまりなさそう。

一方で、都市部ではIT化が進み、
データのコンピューター入力が始まっているとか。

県内の更に田舎にある医療施設には、
電気さえ通っていないのに。

地方と都市のギャップがあまりにも大きい。

2011年6月8日水曜日

世界アマ



第32回世界アマチュア囲碁選手権戦が、
松江開府400年で沸く島根県松江市の島根県民会館にて行われた。

http://www.nihonkiin.or.jp/amakisen/worldama/32/index.html

今年は世界57ヵ国・地域から57人の選手が参加し、
4日間にわたって熱戦を繰り広げたと。

今大会で4位入賞を果たしたフランス代表の18歳の少年は、
実は10年前、日本訪問をした子だった。

当時、小・中学校、高校のそれぞれのチャンピオンを
日本に招待し、日本棋院の院生と対局させたり、
沢山のプロ棋士の指導を受ける機会を与えたりといった
プロジェクトが日仏財団の支援で行われていたのだ。

四ツ谷にあるパン屋さんで、
大きなパティスリーを口いっぱいに頬張っていた姿が
未だに印象に残っているけれど。

昔の面影を残しつつ、大きく成長した少年が
いまやフランスチャンピオンである。

そして、彼だけでなく次世代を担う
10代の選手達も奮闘したとか。

日本から届いた、久しぶりの嬉しいニュースだった。
そして、少年達に会いたかったなと思った。

学校訪問



同任地隊員の配属先を訪問。

隊員はコンピューター技術として配属されているが、
構内には自動車整備、洋裁、調理等々様々な学科があるそう。



HIV/AIDSに関わる教育活動をさせてもらえるか、
代表者と話し合いに伺ったのが今回の目的。

主要幹線道路から少し離れた場所だが、
こんな大きな学校があるとは想像していなかった。

開校されてから間もないのか、
校舎も新しくて綺麗。
現在建築中の校舎もあって、これから更に大きくなる様子。



PCルームはというと、
これもきちんと整理されたPC台に整然と並ぶPC。



同期の中にも secondary 配属の PC 隊員がいたけれど、
機器の充実度が全然違うのではないかと思った。
ずらりと並ぶPCに正直驚く。

生徒達に日本語講座もしているらしく、
「こんにちわ」
と、はにかみながら挨拶をしてくれた子が何人か。
挨拶を返すと、キャッキャしてる様子が微笑ましい。

学校隊員はこういうところがいいなぁと思う。


それから図書館。



書籍数がどのくらいあるか分からないが、
沢山の学生が勉強したり本の借り出しをしたり、
とにかく賑わっていた。



まだ授業する為の部屋が足りていないのか、
青空教室も多かった。

むしろ、こちらの方が見慣れていて落ち着く。
それでも、多くの primary や secondary と違って、
板書できる黒板があったりと、設備の充実度はやはり感じられる。

HIV/AIDS教育に前向きなコメントを貰えたが、
それなりに学校側のリクエストにも応えなければならない。
どんなWSを作るかDASCOと相談しよう。



それにしても、長閑な風景。

ふと、日本の田園風景を彷彿とさせられて、
懐かしいような気持ちになる。

2011年6月7日火曜日

草の根無償



配属先のオフィスにて。

朝の meeting 後のチャイタイム。
一仕事を終えた感いっぱいのオフィサーが、
渋い表情から笑顔に変わり、チャイを片手に雑談。

平和な時間。


活動先の1つである、NGO:WODERA を訪問。
field activity がある時は同行させてもらっている。

Global fund から援助を受けているものの、
3~5月はプロジェクトの狭間で財政難だったよう。
ドナー頼みの活動はいずれ破綻すると思うのだが、
WODERA の活動そのものは評価できる部分が多い。

新しい支援先をどうやって見つけるか、
どうやって小さなNGOを大きくしていくか、
そんな話し合いを代表とよくしている。

今回、外務省の草の根無償を紹介してみた。

 対象グループ
Any non-profit development organization
(1) Community-Based Organizations
(2) Local & International NGOs (Non-Governmental Organization)
(3) Local authority (Ex. City Council, District)
(4) Educational Institutions (ex. School management committee),
(5) Medical Institutions (ex. Hospital Management Committee)
(6) Research Institutions
 
 対象となる活動
- Construction / Renovation of buildings
- Supply of Equipment / Furniture

インフラ整備、施設の改築、医療機器や
機材・家具等のハード面の支援が行われている様子。

援助慣れしたケニアにおいて、
まず資金やものを提供しない状態で、
いかに人々の考え方・モノの見方を変えていくか

それが大切なことは重々承知しているものの、
無いところには何も無いのが現状。

この草の根無償、申請書は外務省に月40~50件入ってきて、
そこから次のステップに移れるのが5件程度。
ケニアで採択される年間の案件枠は9件とかなりの高倍率だが、
実際にきちんと計画書を出してくる団体は少ないため
可能性は少なくないとのこと。
特に、協力隊が関わっている場合、そして隊員が事業実施において
モニタリングに関る場合などは優遇されるということ。


水道も電気も医療施設も学校もない
県内の僻地にある小さな村に、
せめて医療施設を作りたい・・・
ゆくゆくは学校や農業も発展させたい・・・
そんな地道な活動をしている WODERA を
応援してみようかなと思う、今日この頃。

2011年6月6日月曜日

柿食えば・・・

任地に戻りました。

曇天で寒いナイロビとは打って変わって、
任地は太陽がジリジリと大地を焦がしています。


ナイロビ滞在中、
八百屋さんで柿を発見。



見つけたからには食べなくては・・・
と、恐る恐る食べてみたところ、
甘くて美味しい正真正銘の柿でした。

ここは季節感というものがない国ですが、
雨季には気温が下がります。
そういう意味では、今は秋なのかもしれません。

2011年6月5日日曜日

Maasai Ostrich Farm

ナイロビ郊外への遠足企画。
なんでも、ダチョウに乗れるとか。
ガイドブックにも殆ど情報が乗っていないのだが、
僅かな口コミと、Latitude 頼り。



途中、分岐点に気付かず遠回りをしたものの、
無事に目的地到着。

Maasai Ostrich Farm

Ostrich riding は14時からとのことで、
手順前後かとは思いつつも昼食から。



鶏・山羊と一緒にダチョウも焼いている。



ダチョウ肉は鶏肉よりも牛肉に近く、
タレを付けながら焼いていて、
ケニアで食べられる牛肉よりも断然旨い。


時間になって、riding 用のダチョウ登場。



実は体重制限があって、
70Kg 以下でないと乗せてくれないそう。



乗心地が良いかどうか感じる前に
riding が終わってしまった感があるが、
貴重な体験だったと思う。

ダチョウ肉と併せて、
機会があったらまたチャレンジしたい。

HAPA



HAPA : HIV/AIDS Volunteers Progress Assembly
エイズ対策隊員とエイズ対策関連隊員のための会議。

今回はフィールド調整員が帰任後、
初めて行われた。

任国外研修の報告、
専門家を交えた意見交換、
それぞれの活動発表と情報共有等
有意義な meeting だった。

次回のHAPAやケニアボランティア総会での発表など
新しい試みについても隊員が自主的に話し合え、
それぞれの活動に良い刺激になったように思う。



meeting 後、ナイロビ市内にあるカフェに。



ケニアとフランスの文化交流のためのビル内で、
映画や絵画ギャラリーとして使われることもあるそう。

タウンの雑然とした空間を切り取ったかのように
その場所だけ静かな空気が流れているようだった。

2011年6月2日木曜日

ナイロビ上京

今回は meeting の為、公務で上京。

ナイロビは任地にはない美味しい食べ物で溢れている。



インド人経営のショッピングモールに
インド料理などの屋台が並ぶ。
このクレープみたいな食べ物やケバブ・・・
ピリ辛のソースもお店ごとに味が違って面白い。


同期と一緒に素敵なレストランに連れて行って頂いた。



ケニアとは思えない、贅沢な空間。
シーフードを食べるなら・・・・と、
ナイロビ在住の外国人に人気らしく、
予約無しでは席が取れないとか。



生牡蠣の誘惑には勝てません。

美味しく頂きました。

2011年6月1日水曜日

今日のMCH



いつもは乳幼児の予防接種で
子供達の泣き声が絶えないMCHだが、
Lunch time を前に、若干様子が違っていた。

父親に連れて来られたこの少女は、明らかに低体重。
その上、顔や手足に皮膚疾患が見受けられる。
栄養失調そのものである。

父親は普段出稼ぎに出ているらしく、
少女の食生活までは把握できていないようだ。

今回は栄養士による食事指導が行われ、
3ヶ月経過を見ることになった。

必要な栄養をノートに書き出し、
丁寧に説明する栄養士に対し父親は、
「必要な栄養はちゃんと知っているし、
 子供には十分食べさせているはず。
 庭にはマンゴーの木もあって、果物もある」
と言っていたが、
父親と少女の肌質は素人目にもあからさまに違う。

この親子は県の社会福祉科のような所から
病院に行くように勧められたらしく、
育児放棄の可能性もあるのではないかと疑われた。

いずれにせよ、
毎月通院し、経過観察することになったので、
今後の少女の状態に注目したい。

本当に痩せてガリガリな上に、
腕や足のあちこちに黒ずんだ瘡蓋のような痕があり
見ていて痛々しいが、
クリクリとした大きな瞳が印象的な少女だった。

風待月



時が経つのはあっという間だ。

気がつけば、ロンゴに赴任してから
1年が過ぎていた。

この1年で
何が出来ただろう?
何を残せただろう?

『形になる何か』を残す必要が
必ずしもあるわけではないけれど。

支援慣れしている任地のケニア人にとって
JICAボランティアの存在は意味があるのか
時々不安になる。