2011年10月15日土曜日

KKMG study tour 1

~炭作り編~

とうもろこしの芯など農業廃棄物から
炭作りに取り組んでいる同期隊員の活動見学。

カカメガの森はケニアに唯一残る熱帯雨林にも関らず、
地域住民の生活と森が密接しすぎているために、
保護区を設けて森林の保護をしても、
人間活動の影響を大きく受け、
森の縮小を余儀なくされている。



炭作りの原点にあるのは、
「環境保全」と「廃材利用」で、
生活のために森の木々を伐採し、
薪を得ている住民活動を緩和する目的がある。


炭作りの技術は
マサチューセッツ工科大学のオープンリソース
を参考にしているとのこと。



乾かしたとうもろこしの芯や茎の部分を
上辺に1箇所、下辺に7箇所穴を開けたドラム缶に詰める。



有機物であれば炭化するので、
材料は身近にある農業廃棄物で可能。



ドラム缶の下辺から火をつけ、
燻る煙が炎に変わるまで燃焼させる。
時間にして1時間くらい。



炎が見えたらドラム缶を火から降ろし、
空気が入らないように土などをかぶせて密閉。



3~4時間以上放置した後、
炭化した廃材を砕いて細かくする。



キャッサバを製粉したものを湯に溶かし、
その中に砕いた炭を入れ撹拌。
型に入れて炭の形状を整える。



ドラム缶1缶から約200個の炭が出来る。
2~3日乾燥させて完成。

普通の木炭と比べても火力に差がなく、
火の持ちがよい事と、
灰が散らかり難い事が利点とか。

2011年10月14日金曜日

Long Trail



保護区の Map は存在するものの、
誤差が大きかったり、Map 上にない
trail が無数にあるということで、
GPS を持った mapping に同行。



原生林の緑の濃い森に包まれていると、
方向と時間の感覚がなくなるせいか
森林浴も然ることながら、
無心に近い心持で森の中を歩いている。

2011年10月9日日曜日

カカメガ散策御一行

週末を利用して、
JICAの専門家の方々が森散策。



原生林を歩いたり、
見晴台に登ったり。

小さなお子様達には
少し大変だったかもしれない・・・

けれども皆さん、
沢山の蝶や木の上にいる猿を発見して大興奮。



ケニア国内に国立公園や国立保護区は多数あるが、
自由に歩くことの出来る場所は少ない。
カカメガ国立保護区内には人に危害を加える、
大型野生動物がいない為、区内を散策出来る。



ガイドがいなければ見落としてしまいそうな
植物や昆虫類も沢山生息しているので、
何度訪れても新鮮な発見がある。

2011年10月8日土曜日

Forest 散策



お気に入りのカカメガの森を歩く。

どうやらしばらく雨が降っていなかったのか、
落ち葉がカサカサに乾いている。



しっとりとした霧深い森の印象が強いせいか、
空気の乾いた森の中は、
なんとなく元気がないように感じる。


薬になる木の勉強も。
Harungana madagascariensis



葉:頭に擦り付けると頭痛薬
皮:煎じてマラリア治療薬
根:若い女性の胸の発育
葉と皮:血混じりの下痢に効く
皮と根:煎じて1日2回服用で月経中断

森に住む部族によって語り継がれてきた
伝統医療なのだと思うが、
実際のところどんな効能があるのか興味深い。

2011年10月7日金曜日

コロッケ会



遅ればせながらだが、
同期の引っ越し祝いをすることに。

以前訪れたことのある Chavakali。
昨年末、隊員宅が空き巣に入られたため、
JICA事務所側から学校側に住居の安全性に
関する働きかけがあったようで、
住居移転となった。

しかし、花より団子・・・
メインはやっぱり食べ物。
迂闊にも新居の写真を撮り忘れた。

ケニアでは『ジコ』といって、
七輪のような火器がよく使われている。



炭火焼きは日本では贅沢なことだが、
ケニア人にとっては日常の生活風景。
とは言っても、
隊員がジコのみで料理をする訳ではない。

今回のメニューは、コロッケとバーベキュー。
バーベキューをジコで、
コロッケをガスコンロで、
それぞれ手際よく料理。

皆食べるのに必死・・・



大勢で食べる食事は美味しい。

2011年10月6日木曜日

シャワーの修理

我家では簡易シャワーを利用している。

ある時突然お湯が出なくなった。
故障の原因など、考えたらキリがない。

シャワーヘッドが壊れたのだと思い、
新しいものを購入してみたものの、
相変わらずお湯に変わらない。

配線に不具合があるのかもしれないと
大家に連絡し、電気屋の手配をしてもらった。



配線内に問題はなかったらしく、
結局シャワーヘッドの中の接触が悪かったことが分かった。

原因が分かれば、修理は簡単かと思いきや、
電気屋はシャワーの水を出したり止めたり、
約2時間同じ動作を繰り返す。

繰り返していれば、
そのうち、接触が良くなるとでも?

水の無駄遣いをした以外に、何の意味があるのか
全く理解できない作業が続く。



任地は水道が普及している訳ではなく、
生活はタンクに溜めた雨水がメイン。
水の無駄遣いだけは避けたいところだが、
電気屋は一向に構う風もない。


さらに、作業中にも関らず、
「会いたい人がいるから KIsii に行って来る」
と、剝きだしのシャワーヘッドと配線を残して
約30km離れた町へ立ち去ってしまった。

呆れる以外に言葉がない。

幸か不幸か、作業道具も置き去り。

置き去りの作業道具を回収したければ
同日中に作業を終えるようにと連絡し、
待つこと5時間。

作業再開後、
相変わらず水の無駄遣いをされるのは避けたいので
工程に口を差し挟み、何とか終了にこぎつける。

ほぼ1日がかりだったが、
無事に、お湯の出るシャワーに戻った。


ある隊員が、
「ケニア人は問題→原因→解決のプロセスを踏むのが苦手だ」
と、一言。

全くだ・・・としみじみ思う。

2011年10月5日水曜日

おにぎり



朝夕挨拶を交わす、野菜売りの女性。

買い物をする時以外でも、
何気ない一言でいつもニコニコしていて
可愛らしいケニアンママだ。

たまたま通りがかった時間が
昼前だったせいか、

「昼食は何を食べるんだ?」

と聞いてきた。
職場でもよくある事だが、
外国人が何を食べているのか気になるようだ。

「今日は米だよ」

特別な事でもないので、そんな風に答えたところ、
ケニアンママは「食べてみたいから持って来て」と。


米だけ持っていくのも芸がないので、
おにぎりにしてみた。

少しだけ残っていた『ちりめん山椒』を加え、
隊員が聞いたら贅沢だと怒られそうだと思いつつ、
和風にこだわって醤油もたらす。

任地はヴィクトリア湖から近い為、
魚に抵抗がないのも、ちりめんを使った理由。


さて。

本当に持ってくるとは思っていなかったか、
おにぎりを差し出した時、
ケニアンママは目を真丸にしていた。

そして、躊躇せずに食べて見せた。

どんな反応をするのか心配ではあった。
ケニア人は食事に関しては保守的で、
新しいものをあまり口にしない。

そんな訳で、予想に反して

「美味しい」

と言って貰えたことは、素直に嬉しかった。
本音かどうかは分からないが。


今度は職場の同僚達にも、
おにぎりを食べさせてみようかと、ふと思った。

2011年10月4日火曜日

matatu stage 大作戦?



エイズ対策の国家目標の中の1つに、
「国民の80%がHIVステータスを知る」
というのがある。

実際のところ、
なかなか到達できないのが現状。

最近は医療従事者が率先して、
病院でHIVの検査を進めることで、
HTCの数を確保しているものの、
病院に来ない健康な人々に声を掛ける機会がない。
(HTC:HIV testing & counseling)

だからという訳でもないが、
今回はマタツ乗り場に出向いた。
マタツを利用する普通の市民に少しでも注目してもらうため、
VCTに行くことを呼びかけるステッカーを
マタツの車内に貼らせてもらうのだ。
(マタツ:公共乗り合いバス)
(VCT:Voluntary testing & counseling)

ちなみに、原案はこちらのポスターを作った隊員のもの。
こんなポスターやチラシをササッと作れるのが羨ましい。

シール状のステッカー作成はさすがに断念。
プリントアウトしたチラシのラミネート加工を、
同期にお願いして作らせて貰う。



ステージで客寄せをする青年達を巻き込んで、
停車中のマタツにドンドン貼らせて貰った。

マタツのコンダクターからも、
「自分のマタツにも貼ってくれ!!!」
と、あちこちから引っ張りだこで大盛況。

この盛り上がりを、そのままVCTに・・・
と、心底思うのだけれども。

何人かのケニア人は、ステッカーを見て、
「コンドームが欲しい」
と声を掛けてきた。

ケニアではコンドームの無料配布が
普通に行われているので、
こんな要求は珍しいことではない。

「病院か最寄のVCTに行って、
 検査を受けてコンドームを貰って!!!」
と切り返しておいたが、行ってくれるかどうか。

ステッカーを貼ることに関しては、
みんなの反応がすこぶる良くて、
あっという間になくなってしまったので、
また作って来ることを約束してマタツ乗り場を後にした。

ポスターやチラシごときで、
人々の行動を変えられるとは思わないけれど、
目を留めた人が、何かを感じるきっかけになれば・・・
と思う今日この頃。

2011年10月3日月曜日

AIDS Scorecards 2010 から

HIV prevalence map

『エイズが初めて報告されてから30年が経とうとしている今日、
 流行の拡大は阻止され、減少傾向に転じようとしている。
 効果的なHIV予防、治療、差別、エイズによる死亡をゼロにできるか、
 これが現在の課題だ』

HIV陽性者は全世界で約 3,330万人。

サハラ以南アフリカにおける、
HIV陽性者    約 2,250万人
新規HIV感染者    約180万人
AIDSによる死亡者数 約130万人
(2009年のデータから)

2001年に比べ、新規感染者やAIDSによる死亡者は減少している。
HIV陽性者の累計は緩やかに上昇しているものの、
確かに感染拡大は阻止出来ている。


ふと。
日本の傾向はどうなのだろうと気になった。

Global update では、
感染率の高い国の情報は沢山あるけれど、
もっと身近なはずの日本の情報は少ない。

多くの国で、新規感染率が減少傾向にある中、
日本は陽性率そのものは低いものの、
新規感染率は上昇を続けている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

日本における、
* HIV陽性者 総計
男 17155
女  2731

* AIDS発症者
男  5164
女   635

* HIV陽性率 0.16 %

・・・・・・・・・・・・・・・・・

ケニアでの国家平均 7.1 % に比べたら、
確かに、目立つ数字ではない。
だからと言って、このまま単調増加を続けてもらっても困る。

しかし、日本でも一時期ほどには、
HIV/AIDSに関する話題が取り沙汰される事が少なくなった。
それに伴った、人々の無関心が、
問題の深刻さを気付きにくくしているように思う。

とは言っても、
大抵の人にとって
「自分には関係がない」
という認識なのは、日本でもケニアでも、
あるいは他のどの国でも同じなのだろう。


アフリカの、
それも、サハラ以南アフリカから、
日本の医療問題を心配するのは
本末転倒な気がするのだけれど・・・

2011年10月2日日曜日

Narok



普段、ナイロビーキシイ間の移動中、
休憩で立寄ることはあっても、
意図して降り立ったことのなかった町、ナロク。

3人いたナロク隊員が1人になり、
このままではいよいよ立寄らない気がしたので、
意を決して訪問。


宿泊したホテルからの眺め。
商店街(左)とマタツステージ(右)。



トタン屋根が並んでいるのを見て、
「スラムみたい」
という声も聞こえたけれど・・・。

マサイランドと言われるだけあって、
カンガをマントのように羽織っている女性達や、
赤いマサイブランケットに身を包んだ男性達、
それにマサイ牛が道を闊歩。

近代化されていくケニアの中でも、
独自の部族文化を大切にしているのが感じられる。


夜、ナロクでは珍しい長雨で、
道の泥濘具合も半端じゃなかったが、
ナロク隊ご用達のヤギの焼肉屋さんで食事。



マサイ族のヤギ焼肉は美味。

写真を撮って、見せてあげると
顔をクチャクチャにして喜ぶのは
任地のケニア人と一緒なんだなと微笑ましくなる。