2011年10月6日木曜日

シャワーの修理

我家では簡易シャワーを利用している。

ある時突然お湯が出なくなった。
故障の原因など、考えたらキリがない。

シャワーヘッドが壊れたのだと思い、
新しいものを購入してみたものの、
相変わらずお湯に変わらない。

配線に不具合があるのかもしれないと
大家に連絡し、電気屋の手配をしてもらった。



配線内に問題はなかったらしく、
結局シャワーヘッドの中の接触が悪かったことが分かった。

原因が分かれば、修理は簡単かと思いきや、
電気屋はシャワーの水を出したり止めたり、
約2時間同じ動作を繰り返す。

繰り返していれば、
そのうち、接触が良くなるとでも?

水の無駄遣いをした以外に、何の意味があるのか
全く理解できない作業が続く。



任地は水道が普及している訳ではなく、
生活はタンクに溜めた雨水がメイン。
水の無駄遣いだけは避けたいところだが、
電気屋は一向に構う風もない。


さらに、作業中にも関らず、
「会いたい人がいるから KIsii に行って来る」
と、剝きだしのシャワーヘッドと配線を残して
約30km離れた町へ立ち去ってしまった。

呆れる以外に言葉がない。

幸か不幸か、作業道具も置き去り。

置き去りの作業道具を回収したければ
同日中に作業を終えるようにと連絡し、
待つこと5時間。

作業再開後、
相変わらず水の無駄遣いをされるのは避けたいので
工程に口を差し挟み、何とか終了にこぎつける。

ほぼ1日がかりだったが、
無事に、お湯の出るシャワーに戻った。


ある隊員が、
「ケニア人は問題→原因→解決のプロセスを踏むのが苦手だ」
と、一言。

全くだ・・・としみじみ思う。

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