~炭作り編~
とうもろこしの芯など農業廃棄物から
炭作りに取り組んでいる同期隊員の活動見学。
カカメガの森はケニアに唯一残る熱帯雨林にも関らず、
地域住民の生活と森が密接しすぎているために、
保護区を設けて森林の保護をしても、
人間活動の影響を大きく受け、
森の縮小を余儀なくされている。
炭作りの原点にあるのは、
「環境保全」と「廃材利用」で、
生活のために森の木々を伐採し、
薪を得ている住民活動を緩和する目的がある。
炭作りの技術は
マサチューセッツ工科大学のオープンリソース
を参考にしているとのこと。
乾かしたとうもろこしの芯や茎の部分を
上辺に1箇所、下辺に7箇所穴を開けたドラム缶に詰める。
有機物であれば炭化するので、
材料は身近にある農業廃棄物で可能。
ドラム缶の下辺から火をつけ、
燻る煙が炎に変わるまで燃焼させる。
時間にして1時間くらい。
炎が見えたらドラム缶を火から降ろし、
空気が入らないように土などをかぶせて密閉。
3~4時間以上放置した後、
炭化した廃材を砕いて細かくする。
キャッサバを製粉したものを湯に溶かし、
その中に砕いた炭を入れ撹拌。
型に入れて炭の形状を整える。
ドラム缶1缶から約200個の炭が出来る。
2~3日乾燥させて完成。
普通の木炭と比べても火力に差がなく、
火の持ちがよい事と、
灰が散らかり難い事が利点とか。
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