2011年10月4日火曜日
matatu stage 大作戦?
エイズ対策の国家目標の中の1つに、
「国民の80%がHIVステータスを知る」
というのがある。
実際のところ、
なかなか到達できないのが現状。
最近は医療従事者が率先して、
病院でHIVの検査を進めることで、
HTCの数を確保しているものの、
病院に来ない健康な人々に声を掛ける機会がない。
(HTC:HIV testing & counseling)
だからという訳でもないが、
今回はマタツ乗り場に出向いた。
マタツを利用する普通の市民に少しでも注目してもらうため、
VCTに行くことを呼びかけるステッカーを
マタツの車内に貼らせてもらうのだ。
(マタツ:公共乗り合いバス)
(VCT:Voluntary testing & counseling)
ちなみに、原案はこちらのポスターを作った隊員のもの。
こんなポスターやチラシをササッと作れるのが羨ましい。
シール状のステッカー作成はさすがに断念。
プリントアウトしたチラシのラミネート加工を、
同期にお願いして作らせて貰う。
ステージで客寄せをする青年達を巻き込んで、
停車中のマタツにドンドン貼らせて貰った。
マタツのコンダクターからも、
「自分のマタツにも貼ってくれ!!!」
と、あちこちから引っ張りだこで大盛況。
この盛り上がりを、そのままVCTに・・・
と、心底思うのだけれども。
何人かのケニア人は、ステッカーを見て、
「コンドームが欲しい」
と声を掛けてきた。
ケニアではコンドームの無料配布が
普通に行われているので、
こんな要求は珍しいことではない。
「病院か最寄のVCTに行って、
検査を受けてコンドームを貰って!!!」
と切り返しておいたが、行ってくれるかどうか。
ステッカーを貼ることに関しては、
みんなの反応がすこぶる良くて、
あっという間になくなってしまったので、
また作って来ることを約束してマタツ乗り場を後にした。
ポスターやチラシごときで、
人々の行動を変えられるとは思わないけれど、
目を留めた人が、何かを感じるきっかけになれば・・・
と思う今日この頃。
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