2011年12月14日水曜日

注意喚起



年末年始は、特に治安悪化が懸念されている。

事務所側から発信されている情報に、
隊員それぞれが身の引き締まる思いを
したのではないだろうか。

改めて、アフリカで生活していること、
ケニアの特にナイロビの治安が良くないことを実感。

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年末年始休暇中の安全について

11月1日に発生した長距離バス移動中の
薬物混入窃盗事件に続き、
12月2日には同じく長距離バスを利用して
ナイロビに上京したボランティアが
何らかの事件・事故に巻き込まれ、顔面に重症を負い、
南アフリカへ緊急移送される事態に至るなど、
このところボランティアが被害者となる深刻な
事件・事故が連続して発生しています。

年末・年始の長期休暇を控え、
多くのボランティアが国内外の旅行を計画していますが、
事務所として一連の事件連続発生を深刻な事態と受け止め、
参考までに12月2日の事件概要を共有するとともに、
以下の注意喚起を行ないます。

 
12月2日の事件概要
(本人は前後の記憶を喪失しているため、
 詳細は不明ですが、その経緯は以下の通り)

・ 12月2日午前8時マリンディ発ナイロビ行きの長距離バスに乗車。

・ バスは同日21時頃ナイロビに入ったが、渋滞がひどいためボランティアはダウン
タウンのバスターミナルまで行かず、途中下車。(正確な下車場所は不明)

・ バス下車地点よりボランティア連絡所方面へ移動。(移動の詳細は不明)

・ その後、何らかの事件事故に遭遇。(翌日になって、12月2日の22時30分ごろ、
血だらけの東洋人がボランティア連絡所に近いHiper Uchumiスーパーマーケットで目
撃されたとの情報が寄せられたが、長距離バスを下車した21時頃から翌1時までの本
人の足取りは不明)

・ 事件後、本人はボランティア連絡所へ向かったもののIDカード不携帯のため中へ
入れず、翌3日午前1時頃、JACIIに辿り着き救援を求め、同2時頃、同代表に付き添わ
れ、ボランティア連絡所に到着。


現時点で事件の詳細は不明のため、
原因等は特定されませんが、
特に暗くなってからの移動の危険性は再確認されました。
同様の事件の再発防止を目的に、バス等を利用しての
長距離移動に際しては以下の安全対策を確実に講じるようお願いします。


・ 明るいうちに確実に目的地に到着できるよう、余裕を持って計画を立てる。

・ ナイロビ到着は、渋滞を考慮して遅くても午後4時頃迄には到着する事が望まし
い。(特に雨天時は通常より到着時間が遅くなる事も留意)

・ バス等下車後、直ちにドミトリー等へ直行する「タクシー」に乗車する。(特に
暗くなってからは徒歩での移動は最小限とする。)

・ ナイロビに入ったものの、渋滞等により終点ダウンタウンバスターミナル到着が
遅れそうな場合等は、終点まで行かずに途中下車することが想定されるが、その場合
もタクシーの利用が可能な場所で途中下車する。

・ 持ち物はなるべく少なくする。(外国人は大きなバックパック等は持ち歩くだけ
でターゲットとなる危険は増大する。)


以上、
ナイロビ上京に際しての安全管理上の注意点を列挙しましたが、
平素の安全管理として、各人があらゆる局面で
潜在するリスクを感じ取り、状況に応じて
最もリスクが軽減される行動をとる必要があり、
10時以降の外出禁止他、平素より事務所が講じる
安全対策についても引き続き遵守をお願いします。

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