任地ロンゴから引揚げをした。
当日の朝でさえ、
引き揚げる実感が全く無かった。
家主の奥さんや、警備員達に見送られ、
自宅を後にしたものの、
なんだかまた帰ってくるような
そんな気がしてならなかった。
ニャンザ州からリフトバレー州を経てナイロビへ。
途中、
緑の濃いニャンザから、
どんどん緑が薄くなってサバンナ、
埃っぽいナイロビと
流れていく景色をただただ眺めていた。
普段の移動とまるで同じように。
任期延長する同期が多い中、
もう少し、自分もケニアに残れたら
良かったかもしれないと思うこともあった。
けれど、
あともう少し・・・という気持ちの所で
任期を全うできたのはむしろ良かったに違いない。
嫌な事も上手くいかない事も沢山あったはずだけれど、
振り返って思い出すのは、
何気ない日々の積み重ねの中で起こる
何気ない出来事ばかり。
任地の沢山の人々に大事にされた2年間だったと、
この貴重な日々に感謝。
引き揚げ後の週末、
海を眺めていた。
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