室町幕府八代将軍、
足利義政将軍によって造営された山荘東山殿が、
義政公の没後、臨済禅宗の寺院となり、
義政公の法号慈照院にちなんで慈照寺と名付けられた。
銀閣寺と呼ばれるようになったのは江戸時代。
三代将軍義満公の造営による山荘北山殿の
金閣寺(鹿苑寺)に対し、銀閣寺と称せられるように。
月待山を背景に広がる庭園。
白砂の砂盛り向月台、
波紋を表現した銀沙灘、
その奥にある室町期の楼閣庭園建築の観音殿。
慈照寺も一般拝観時間後に拝観させて頂いたので、
普段は人だらけであろう、この空間も、
静かに拝観させていただけた。
東求堂内は、特別拝観時期に拝観可能だそう。
堂内の書院同仁斎や禅宗様式の庭園も素晴らしい。
義政公も愛でたであろう、絶景。
華道、茶道、香道をはじめとする諸芸能の源流として
花開いた東山文化の名残をここ慈照寺で堪能できた。
本当に贅沢な一時。
銀閣寺は創建当初の建築物が80%以上残っているので
国宝に指定されているが、金閣は80%に満たないため、
ともに世界文化遺産ではあるが国宝ではないそう。
管理されている方の、
銀閣寺での月見は本当に素晴らしい
という言葉が印象的だった。
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