今日は久しぶりに病院の薬剤部へ。
1年前の今頃も、
こうして薬剤部で投薬補助をしながら、
多くの患者さんと接する機会を作らせて頂いた。
スタッフにそれほど大きな変更もないけれど、
今年になって女性が何人か薬剤部に常駐している。
彼女もその1人。
この日は、FACESというNGOのスタッフが
weekly meeting のため薬剤部も人手不足。
1人で業務を行っていた。
聞けば、ボランティアで働いていて、
雇われている訳ではないらしく、
学校卒業後、一度ロンゴで働き、
復学を経て、再度ロンゴに戻ってきたそうだ。
薬剤師ではなく薬剤技術者?と言って、
薬剤師とは違う立場にいるようで
学校を卒業しても就職できるとは限らないらしい。
多くはボランティアをしながら仕事を探すことになるのだとか。
作業しながら、
彼女自身のことに耳を傾ける。
この地域一帯はルオ族が住んでいるが
彼女はルイヤ族出身で、ご主人がルオ族。
現在単身でナイロビに住んでいるご主人が、
彼女の生活のサポートをしているものの、
最近になって、複数の奥さんを持ちたい…
といった雰囲気を漂わしているとのこと。
ルオ族は確かに、一夫多妻の習慣があり認められている。
一方で、ルイヤはほぼ一夫一妻制で、稀に複数妻帯者がいるそうだ。
彼女としては、
ご主人を他の女性と共有することに随分抵抗があり、
他の女性と結婚するなら別れる決心をしているようだ。
部族による習慣の違いは本当に様々だけれども、
こんな時、多くの人はどのように解決していくのだろう・・・
女性の地位が低いルオ社会の中で、
彼女の居場所がなくならないことを願いつつ。
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