昨年から建築工事が始まっていた産科病棟が完成し、
いよいよ使用され始めた。
病棟が新しいせいもあって、
県病院内の他の棟と雲泥の差と言って良いほど
清潔感が溢れているし、スペースを確保している。
母子保健強化を謳っているだけのことはある。
出産後のママを見舞う人々も。
入院期間は1~2日のようだが、
ケニアでは病院で出産をするという事を
人々に定着させるのが難しい。
まだまだ家庭分娩が多く、
その結果、難産への対応が出来なかったり、
乳幼児の予防接種への導入が遅れたり、
HIV陽性の母親から産まれた子供へのケアが出来なかったり。
もちろん、
病院での出産でも死産がないわけではないし、
未熟児で産まれてくる子供も少なくはない。
それでも、5歳以下の乳幼児死亡率が
依然として14%もある現状を改善していく
1つの方法として、病院出産を政府が勧めている。
とは言っても、水道のないロンゴ。
当然院内の水は雨水か井戸水。
残念ながら、ろ過装置もあるわけではないので、
衛生的には良いとは言えないかもしれない。
少しずつ、改善が必要である。
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