2012年2月29日水曜日
仮PSC
建設中のPSCについては
何度か状況報告をしていたが、
そういえば、現状のPSCについて、
言及していなかった気がして、
今更ではあるが一応状況報告。
建設が始まる前からそうだったけれど、
HIVの患者のカウンセリング・診察は
このテントで行われている。
テントは6部屋に仕切られ、
診察用に3スペース、
カウンセリング&テスト用に2スペース、
栄養指導に1スペース。
この6スペースがフル活用されている事は滅多に無く
人が常駐しているのは4箇所くらいか。
待合場所は、晴れの日も雨の日も
テントの隣の木陰。
さすがに長椅子は置いてあるが
かといって、患者全員が座れる訳ではない。
朝も随分早くから皆待っているためか、
10時頃にはグッタリしている。
患者のためにも、
PSCの完成を急いで欲しいものだが・・・。
2012年2月27日月曜日
KKMG forest
カカメガの森を訪れるのは
多分、これが最後。
乾季で埃っぽくカサカサだった森も
雨季の始まりで、雨にそぼ濡れて
しっとりした雰囲気を取り戻し始めた。
同期隊員の友人達に同行。
人が近くにいると、木の大きさがよく分かる。
イチヂクの木は地元の人々にとっても特別な木。
割礼の後、少年達はこの木の下で一夜を明かすのが
部族のシキタリだったとか。
View Point にて。
みな思い思いにカメラを構える。
森が霧に覆われて、不思議な光景。
朝日が顔を出して、
辺りをオレンジ色に染めるかと思ったが、
この日は、森の奥からさらに雲が湧き上がって
まるで雲に包まれているかのようだった。
夜は特別動物講座。
ケニアで行われた講演を
ダイジェストで聞けた贅沢な時間。
帰り道の地面。
緑の実が沢山落ちている。
桑の実の仲間らしい。
口に入れるとマスカットのように
爽やかな味と香り。
「美味しいね」
という会話が聞こえたのか
樹上のレッドテールモンキーが
さらに実を落としてくれた。
2012年2月25日土曜日
MCH にて
MCHで働いているスタッフに
「ダイエットティーが欲しい」
と声を掛けられた。
何の事だろうと思ったら、
彼女いわく、
日本茶=ダイエットティー
なのだそうだ。
確かに、MCHで働く2人の女性は
ケニアンママの中でも大きい。
(写真、手前で背中を向けている2人)
チャイは砂糖をたっぷり入れるので、
カロリーももちろん高い。
その点日本茶は、砂糖もミルクも入らないから
見方によってはダイエットティーとも言える。
本当に飲む気があるのかどうかは別として、
日本茶にどうな感想を持つのか、
帰国前にプレゼントして試してみたいと思った。
ところで、
最近活躍している器具がある。
幼児の身長を測るための板。
少し前まで、体重しか量っていなかったので、
ささやかな医療サービスの進歩を感じる。
発育不全の子供には
栄養指導を強化するのだろうか。
それとも、ただ記録しているだけだろうか。
板に寝かされる子供が、
不安そうに親とスタッフを見上げて、
今にも泣き出しそうなのが面白くて、
ついつい聞きたい事を聞きそびれてしまう。
2012年2月24日金曜日
カラの薬剤部
患者が窓口で待っているのに、
薬剤部に人がいない。
薬剤部のスタッフは
チャイタイムもそこそこで
投薬業務をしている事が多いので、
誰もいないことが珍しい。
これでも、整理整頓されている方で、
ゴミの散乱も少なくキレイな状態。
こちらの棚は全てARV。
5Sとまでは言わないけれど、
ロットの管理や整頓などには
それなりにみんな気をつけてくれる。
そして、ネズミも出なくなった。
患者への説明も、個人差はあるものの、
聞いている限りは丁寧な方だと思う。
(比較対象が他の部署のスタッフだが)
なんとなく、もう一歩。
というのが率直な印象。
さて、
そんなスタッフ達は
ストックルームに集まっていた。
薬の発注に関して、
いつ終わるとも知れない話し合い。
「患者が待ってるよ」
と、声を掛けたら、
みんなビックリした表情。
そんなに白熱していたとは・・・。
2012年2月23日木曜日
Stand VCT : Pona
ロンゴの県病院内には VCT site がない。
町はずれに…といっても町の規模が小さいので
少し歩けばどこでも町はずれなのだが、
Stand VCT が設置されている。
看板も色褪せ、
殆ど何のための施設なのか
パッと見ただけでは分からない風情だが、
今でも多い時には1日10人くらいの人が
検査を受けに来るそうだ。
先日、カウンセラーと偶然会って、
最近訪問していない事を指摘され、
そういえば・・・と、久しぶりに訪問。
うっかり通り過ぎてしまうほど、
存在感の薄いVCTなので、
client が入りやすい雰囲気を作るよう
それとなく提案。
といっても、運営は地元CBOなので、
資金が無くても出来る事を
捻り出さないといけないわけで、
それはそれで簡単じゃない。
PSC 停滞状況のお知らせ
進捗状況をお知らせできないところに、
ケニアらしさ満点のPSC。
昨年12月がこちら『 PSC やはり停滞中 』
そして、最近の写真と比べてみると、
確かに若干の進捗が見られるものの、
これがこの2ヶ月間の変化かと思うと
少々がっかりする。
試しに薬剤部のスタッフに、
いつ出来るのか聞いたら
「6月には出来て使えるはずだ」
とのこと。
果たして、実現するのだろうか。
調整員が業務出張でロンゴを訪問し、
保健事務所所長と面会。
自分の任期が終わる事、
後任が来年の1月にケニアに赴任する事、
その他諸々話して行った。
大統領選が和やかに収束すれば、
隊員の派遣も問題なく行われるはず。
それまでにはPSCが出来ているはずだと
保健事務所所長も言っていたけれど・・・。
2012年2月22日水曜日
特産物?
2012年2月21日火曜日
マタツステージ大作戦 Final
ロンゴのマタツステージにて、
多分、任期中最後のステッカー貼り。
2月中にはロンゴから最寄の中都市キシイで
キシイ周辺に住む隊員何人かが
大々的なステッカー大作戦を決行。
残念ながら、それには参加できなかったけれど、
いつものメンバーで陽気にロンゴステージを闊歩。
お客さんも興味深々で作業を眺める。
ステージの若者達も慣れたもので、
「今日はステッカーの日」と認識すると、
ステッカーの貼っていないマタツを探して
率先してドライバーやコンダクターに交渉。
乗車中のお客さんに手伝ってもらう事もしばしば。
今回は誰にも
「コンドームくれ」
「今すぐ検査しろ」
といった事は言われず、
マタツのコンダクター達も協力的だった。
ピキピキ(バイクタクシー)にも。
雨が降ったら剥がれてしまう気がするが、
ステッカーを貼れて満足そう。
今回、手伝ってくれた若者に、
ストローハット進呈。
レッドリボンのチャーム付。
暑い中、手伝ってくれて感謝。
このステッカー大作戦のお陰か、
ステージで働く客引きの若者達にも
随分名前を覚えてもらい、
マタツ移動の際は優遇してもらえた。
ステージのみんなにも感謝。
雨どいの掃除
日本の新聞
JICA栃木から2012年元旦の新聞が
事務所経由で送られてきた。
配属先では郵便物が届くと、
みんな中に何が入っているのか興味津々。
プレゼントでも入っているかと思うのか、
必ずみんなの前で開封させられる。
日本の新聞を手にとって、
「どの向きで読むんだ?」
「どうやって開くんだ?」
「なんでこんなに大きいんだ?」
質問攻めだったけれども、
新聞一つでこんなに疑問に思う事が多いんだと
新たな発見が出来たのは面白い。
車の価格にはさらに興味を持つようで、
必死に新聞を見ている。
「万円」= 10,000 Ksh だと教えて、
車1台の値段について計算させた。
日頃使わない脳をみんなフル回転。
カラーの写真があると、女性を探して
「この子がいいなぁ」
なんて、ルオ族らしいコメントも。
元旦号だった事もあって、
本当にボリュームの多い内容で、
かつ、トップインタビューなどもあって、
全ての説明を同僚には出来なかったけれど、
新聞に反映されるお国柄のようなモノを、
今回初めて認識した気がした。
2012年2月20日月曜日
月曜のMCH
どの曜日に患者さんが多いか・・・
日本だと、月曜日と金曜日が多いイメージだが、
少なくても任地ロンゴでは
患者さんの多い曜日は決まっていない。
ある曜日、突然沢山の患者さんが来て、
別の曜日は閑古鳥が鳴いている。
水・金がマーケット日なのだが、
それもあんまり影響しているようには思えない。
そんな訳で、
月曜日に油断して職場に行くと
時々人が溢れかえっている。
対応するスタッフも椅子に座るのがもどかしいのか、
机に座って診療作業。
多くの人が行き来する場所のせいか、
限られたスペースを最大限有効に使おうと思って
こんな体勢に落ち着いたのかも知れないけれど。
待合スペースも、大混雑。
乗り合いバスさながらで
ママ達の座るスペースが足りてない。
それでも、
賑やかに泣いたりぐずったりしている
赤ちゃんを見ているのは飽きないもので、
健やかに育って欲しいと思う。
2012年2月19日日曜日
事務仕事
ロンゴには聾唖者の学校が
primary、secondary、孤児の学校といろいろある。
secondary から大学への申込書に
健康状況に関する記述欄があり、
DASCO が休日返上で書類作成に追われていた。
"Hearing impaired"
という一言が、どのくらい生徒達の将来に
影響を及ぼすのか見当もつかない。
申込書の写真だけ見ていたら、
普通の学生達なのに。
書類作成を手伝いながら、
いろいろな情報交換を行う。
その合間にも、沢山の人がDASCOを訪れ、
お悔やみを伝えたり、励ましたりしていた。
ルオ族の習慣として、
ご主人が亡くなると、その奥さんが
ご主人の兄弟に嫁ぐといったものがある。
今後の人生プランについて、
どうするのか尋ねてみた。
彼女いわく。
言われているような習慣はmustではなく、
自分の意思で決められるものだから、
自分は1人でこの先、生きていく。
大きなチャレンジがあるとすれば、
収入が減るなかで、3人の子供達の学費を
払い続けて卒業させることだと思う。
主人とは20年連れ添って、今更、
新しい人との人生をスタートさせようとは思わない。
幸いな事に、自分には仕事があるから、
健康でいる限り働いて、
嫌な事も悲しい事も考えないようにして、
今は前を向いて進んで行きたい。
沢山の人が彼女に声を掛け励まそうとするからか、
強くあらねばならない・・・と、
無理をしている気がして、少し心配。
2012年2月18日土曜日
久しぶりの雨
1週間前に、ナイロビに向かった頃は
雨の降る気配がなく、乾季の真っ只中だった。
昨日任地に帰宅したら、
夕方お湿り程度の雨が降っていた。
ここ、2・3日はそんな天気なのだそうだ。
乾季から雨季へ、季節が変わる。
干からびそうだった植物も、
青い葉を取り戻そうとしている。
それでも、
水を溜められるほどの雨量ではない。
敷地内にある井戸は、水を汲み上げられないほど
水位が下がっていて底が見えそうだ。
まだまだ水不足気味の状態が続くのだろうか。
*写真は玄関からの風景。
雨の中、牛達は食事に一生懸命。
大家さんがやって来たので、
後任がロンゴに派遣される事を伝えた。
自分が3月に出て、後任が来年1月に・・・
大家さん的には住居を開けておくのは難しいと。
最もな話ではある。
でも、隊員はケニア人に比べて金払いが格段によい事を
実感したのだろう、連絡を取ってくれたら
住居に関して可能な限りアレンジすると言ってくれた。
ケニア人らしからぬ対応の早い大家さんなので、
出来れば住居もこのまま引き継ぎたいものだが。
2012年2月17日金曜日
HAPA meeting
第7回HAPA
・帰国隊次による活動報告
・HAPAでの活動記録集大成
・専門家よりNASCOPの動向とディスカッション
・今後のHAPAやイベントについて
任地での業務により、
参加できないメンバーが多かったのは残念。
専門家との話し合いの中から。
ケニアのHIV感染率は6.4%で安定。
人口増加にも関らず、罹患率が一定=感染者数は増。
感染者数を減らそうと思ったら予防に力を入れること。
Self Test-kit に関しては
2007年から解禁するかどうか検討されている。
ポジティブだった時にケアできるのか、
医療施設に来るのかが不明瞭だった。
KAIS 2012 で集約データとして、
Self test の経験を問う項目に載せた。
また、Self test をしても PITC は残る。
VCTサイトがより丁寧なカウンセリングを提供できる可能性がある。
6月1日を目標に、short period の test-kit を
普及させたいとの思惑がある。
3~5分で結果が分かる。
調整員からの連絡事項の中での、
今後の保健衛生に関る隊員の動向。
23-4 でエイズ対策隊員とプログラムオフィサー、
24-3 でエイズ対策5人、保健師etc 4人、
辞退がなければ、大統領選のあとに、
また大型派遣が行われるようである。
2012年2月14日火曜日
隊員総会
任期中、最後の隊員総会。
ボランティア班の予算が削減される中、
今回は安全対策協議会の予算で、
総会プログラム:1日半
安全対策協議会:半日
という2日間。
・開会宣言
・所長挨拶
・委員会分科会報告
・展示販売紹介
・アイスブレーキング
・個人活動発表
・発議・動議
・専門家を交えたグループディスカッション
・自主講座
・隊員グループディスカッション
・写真コンテスト
・閉会宣言
新しい試みとして行ったプログラムも
概ね隊員の反応が良かったし、
「今までで一番充実した総会だった」
と感想を残してくれた隊員も。
ケニアでは年2回、2日間開催の総会を行っている。
事業仕分の影響もあって、予算削減を余儀なくされ、
事務所側からは年1回開催を提案された事もあった。
メールやSNSが普及していたとしても、
直接会ってやり取りすることで得られる情報や
人と人との繋がりを大切にしたい・・・
という思いで、総会運営に幹事会として関ったが、
思い入れも強い分、最後の総会は特別なモノに思える。
2012年2月12日日曜日
Tea Farm
ケニアは紅茶の生産量が多い。
その割りに美味しい紅茶を飲める場所があるようでない。
ケニアのお茶がまずい訳ではないし、
チャイはもちろん美味しいのだけれど、
紅茶そのものの味や香りを楽しむ飲み方を
ケニアの人々はしていない・・・という意味で。
ナイロビ郊外に、
美味しい紅茶を購入できる場所があると聞いて、
週末、友人達と足を運んでみた。
イギリス人によって経営されている紅茶園。
のんびり庭を眺められるテラスも。
ウェルカムティーを飲みながら、
紅茶についてのお話を聞く。
どの部分を茶葉として使うのか、
輸出されるお茶とケニアで飲まれるお茶。
ケニアで飲まれているお茶が
葉のどの部分かなど、本当に興味深い。
また、モンバサが世界でも有数の紅茶市場だそうだ。
お話の後は敷地に隣接する森と茶園の散策。
カカメガでもよく見かけるシロクロコロブスが
散策する我々を見下ろしていた。
もりから出ると、茶畑が広がっている。
長閑な風景。
散策を終えるとランチ。
ビュッフェスタイルながら、
自家製のパンやバターも用意され、
美味しいお食事を頂いた。
紅茶を入手するのに、随分長い工程を経たが、
ようやくケニアで買える最高級茶を入手。
紅茶もワインと同じで、同じ場所でも
その年の気候条件や天候などで
毎年味が変わる。
そういった味の変化を楽しむ意味でも
茶園巡りは楽しい。
2012年2月10日金曜日
2012年2月8日水曜日
MCH
2012年2月7日火曜日
Soko in Rongo
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