エルフードからワルザザートへ、
カスバ街道を移動。
途中、旧水道溝カッターラに立寄る。
井戸を掘ったような穴が等間隔に一列に並んでいて、
それぞれの溝が地中で繋がっているのだそうだ。
山から水を引いてくる灌漑システムとして
何世紀も前から、人々に利用されてきた。
足動式で水道溝に袋を昇降させ、
地上に水を汲み上げるシンプルな井戸。
旧水道溝の中も見せてもらえた。
何Kmも続く溝をそれぞれの一族が守ったのだそうで、
こういった溝は、平行して何本も作られた。
現在はパイプが発達したため、
水道溝は使われていない。
その後、チネリーネ渓谷とオアシスの町を
臨む高台で休憩。
ベルベル人のお土産売りも
眺めの良い場所で休んでいた。
観光客が休憩に立寄ると、
こういったお土産を紹介してくれる。
ロッククライマーがわざわざ訪れるというトドラ渓谷。
切り立った絶壁に圧倒される。
渓谷に沿って、ベルベル人のお店が連なる。
様々な模様の絨毯が並んでいて、とても魅力的。
実はトドラで購入するのが
一番手頃だったのではないかと
後になってから思う。
ここでも現地の方々の生活を支えるのはロバ。
カスバ街道は昔、ラクダを連れたキャラバン隊が
ここを通って砂漠からマラケシュへの旅をした道。
カスバ街道の「カスバ」というのは、
4つの塔を持つ建物のことで、
権力者や土地の有力者が住居として建設したのだそう。
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