2009年10月18日日曜日

HPV


歴史上初めて、
「検診とワクチンで癌予防が可能である」と言われている子宮頸癌。
そのワクチンが厚生労働省に認可され、年内の発売が検討されていると。

sexual debut 前の子供達に接種する事で、
子宮頸癌が約70%減少すると試算されている。
オーストラリア・カナダ・アメリカ・EU諸国ではワクチン接種プログラムが公費負担のもとで実施され、
赤道直下の25カ国の発展途上国でさえ、
様々な財団の援助を受けて無料でワクチンの接種を受けられる。
日本では、ようやくワクチンが承認されたものの、
定期接種なのか任意接種なのかも検討段階。
任意接種となると個人負担額が大きく、
ワクチンの普及がなかなか進まない可能性がある。

ワクチン承認に先立ち、厚生労働省血液対策課の出したコメントは
「性教育が充実していない国でのワクチン接種は時期尚早である」
というような内容だったと。

子宮頸癌予防のために、正しい知識の啓発と教育が必要で、
sexual event との関連で誤解を生むような情報を社会に与えるべきではないし、そもそもワクチン接種と検診は健康教育の一環であり、その責任は国家にある。

子宮頸癌に関らず、日本での癌検診の検診率は先進諸国の中でも低く、
ワクチンと検診で子宮頸癌の100%根絶を目指しているEU諸国との
健康教育に対する温度差は否めない。

講義を聴きながら、自分も癌検診を受けていないので反省しきり。
まずは正しい知識を・・・。

紹介されたScotlandでの啓発サイト。
website of Scotland

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