2011年9月27日火曜日

幹事会



年に2回のボランティア総会にむけて、
JICA事務所側との協議。

総会の振り返り、
隊員へのアンケート結果などをもとに、
次回総会への展望を話し合った。

次回は2月開催予定。
テーマは「絆」。、
より有意義な総会となるよう、
プログラムを練り上げていく段階で、
隊員と目的意識の統一を図ること、
情報共有、意見収集を行っていく。

2011年9月24日土曜日

ふれあい祭 in Nairobi



日本人学校を利用して、
この時期毎年開催される「日本人祭」。



KESTESも募金を呼びかけるため、
ブースの出展をして新しい試みをいろいろ行った。
KESTES:Kenya Student's Educational Scholarship



KESTES cafe
ドリンクやケーキの売上を募金に。
お天気にも恵まれ、冷たい飲み物が大人気。



また企画として、
・KESTESメンバーのダンス披露、
・動物講座「ヌーの大移動の秘密」
・サファリ豆知識&動物クイズ etc



動物講座は大人向け。
豆知識&クイズは子供メイン。
どちらも大盛況だった。



お天気にも恵まれ、
沢山の交流がみられた祭だった。

2011年9月23日金曜日

ナイロビ上京

公務の為、ナイロビに。

ジャカランタの花が咲き始め、
春を感じさせる雰囲気のナイロビ。



隊員連絡所の近くには
ベルベットモンキー達が住んでいる。

木の上にいるサルは珍しくないけれど、
電線に腰掛ける様子は、さすがに都会っ子。

何かを狙っているのかな・・・

2011年9月22日木曜日

芝刈り



雨の多い季節は、
庭の芝がぐんぐん伸びて、
ゲートから玄関までの道も見えない。

警備のケニア人も、
日中暇そうにしていたので、
芝刈りをお願いした。

一部分しか刈っていないにも関らず、
草の山がいくつもできる。



牛でも飼ったらいいだろうか・・・

2011年9月21日水曜日

保健事務所長交代



保健事務所所長が8月は1ヶ月休暇、
9月からは学校に戻ることになり、
事務所内での業務が滞っていた。
そこで、新しい所長が就任することになった。

というのを、就任当日の朝、聞かされた。

関係者各位との挨拶やら、
溜まっている仕事の整理・会議等で
相当忙しそうだったので、
顔だけ見て、「また今度・・・」
という簡単な挨拶だけ済ませた。

随分若くて、細くて、前所長と比較すると、
貫禄がないかもしれないなぁというのが印象。

ケニアでは根拠のない貫禄も重要だったりしそうだが。


とにかく。
トップが代わる事で、
暫く事務所内がバタバタしそうなので
経過を見守ろうと思う。


そんな訳で、久々の薬剤部。
棚やテーブルに山積みなのは全てARV(抗ウイルス薬)。



3か月分まとめて納品されるので、
薬が棚に入りきらない。

使用期限には気をつけているものの、
管理状況としてはどうなのだろう。

以前は薬剤部内をネズミが走っていたが、
不衛生極まりないと大騒ぎをした結果、
駆除を試みてくれて、今では見かけなくなったとか。

毎日の掃除も徹底させたいところだ。

2011年9月20日火曜日

Polepole の PSC



停滞していたPSC(Patient support center)が、
どうやら新しい動きをみせた。
停滞中のPSC

壁にコンクリを塗り始めた様子。

その反面、相変わらず屋根がないことに、
ケニア人は気にする風もない。

ケニアでの建築工程では普通の光景なのだろうか。


ケニアらしいなと思ったのは、
コンクリを塗っているのは、ゲート側から見える部分だけ。



外面だけはいい・・・。

それぞれの工程は、どれも単純作業で
それ程時間のかかるものとも思えないものの、
組み合わさるとゆっくりになってしまうのか・・・。



最近、ニャンザ州全体で
ポリオがパンデミックを起こしているとか。

ロンゴも例外ではなく、
特に医療過疎地域において、
ポリオ患者の報告が上げられている。

ポリオに限らず、
医療施設が身近にさえあれば、
予防接種を定期的に受けに行くことも
子供達が定期健診を受けることも、
病気の早期発見、早期治療も、
不可能ではないはずなのに・・・と思うと、
現状に言葉がない。

2011年9月19日月曜日

TB外来



普段ごった返しているTB外来だが、
(TB:結核)
珍しく患者が途切れた。

結核はケニアでは珍しい病気ではなく、
県立病院では現在340人程度の患者さんを抱えているものの、
それは自覚症状などを元に通院している人の数で、
無治療者は随分いると考えられている。
又、HIVとの相互感染も問題視されている。

日本でさえ、自覚症状のない患者に
薬の継続服用を徹底させるのは根気が要るのだから、
ここ、ケニアではさらに困難。

デフォルターも1割くらい発生しているが、
6ヶ月間という長期間、通院し薬の服用を忘れない・・・
という患者は稀なんだろう。

医療従事者の高圧的な対応も、
時として見受けられるので、
患者側にだけ問題があるとは思えないけれど。

いつも笑顔を絶やさないスタッフもいるので、
そういった医療従事者側のモチベーションを
どうやって維持するか、又は上げていくか、
工夫の仕方を相変わらず模索中。

2011年9月18日日曜日

Thimlich Ohinga



ルオ族の王族の遺跡と言われている場所。

東アフリカにおける考古学的発見の中でも
もっとも重要と考えられている遺跡のひとつで、
建築技術の点ではジンバブエのものに譬えられるらしい。



ミゴリタウンから車をチャーターして
片道約1時間半。

水道も電気もない小さな村が点在するエリアに
その遺跡は存在している。



道行く人々も、
こんな場所までやってくる外国人に
不思議そうな表情。



石を積み上げた城壁によって、
外部からの敵の侵入を防いだようだ。



場所によっては、高さ3m、幅1.5m。

ローカルガイドの説明によると、
500年くらい前に作られ始め、
いくつかの部族に引き継がれながら
現在残っている形になったのだとか。

敷地内には、
当時の男性達がゲームをするのに使ったと言われる石や、
女性達が穀物を製粉しただろうと言われている石も。

写真はゲームとして使われたと思われるもの。



500年前から存在している割には
苔の感じや石の趣などが新しいように感じたものの、
主要幹線道路から随分離れた辺鄙な場所に
近頃のケニア人がわざわざ手間のかかる建築物を
作るとも考えにくい。



ビジターブックのページをめくると、
意外に日本人の訪問があった。
とはいってもニャンザ在住の隊員だったけれど。

2011年9月17日土曜日

お土産



珍しくガイドブック購入。

ケニアではルマ国立公園にしか生息しない
Roan antelope を目視したものの、
写真を撮ることができなかった。

Roan antelope は、すでに個体数が激減し、
国立公園内に40頭しかいないとか。

また、個体数の減少により、
近親相姦がすすむことで起こる問題によって、
種の存続が危ぶまれているとのこと。

南アフリカにいる個体との交配も検討されているそうだ。


野生動物といえども、
その種の存続に人の手が加えられないと
淘汰されてしまう現実に、
なんとも複雑な思いである。

Ruma National Park



ニャンザ州ヴィクトリア湖近くにある
120 sq km のルマ国立公園。

実は自分の任地から一番近い国立公園。

ゲートに描かれた動物は、
ケニアではこのルマ国立公園でしか見られない、
Roan antelope のもの。

公園内に入ると、
背丈の高いブッシュや草に囲まれて、
動物の姿も見え隠れ。



ブッシュを抜けると、
見晴らしの良いサバンナ。



インパラ・トピなどの草食動物とも沢山遭遇したが、
キリンの数が随分多い印象。

レンジャーによると、ロスチャイルドキリンが
400頭程生息しているとのこと。



国立公園は民家と接している為、
ゲートが何箇所か設置してある。



また、公園内の一部には公道が走っているそう。


レンジャー達のコンパウンド。



「動物は殆ど見れない」
という当初の噂に反して、
それなりに楽しめたサファリになった。

2011年9月13日火曜日

ジロウ



カカメガの森のお友達。

食べ物を探そうと部屋に入ってきてしまい、
人に怒られると思って開いてる窓を探してアタフタ。

なかなか出口が見つからなくて
鉄格子にゴンゴン頭をぶつけたのが前日。

少しは反省したのか・・・と思いきや、
ケロッと窓際に。

憎めない可愛らしさ。

サル達の目には、
人はどんな風に映るのだろう。

2011年9月9日金曜日

Eve



インパラパーク内にいる、
子供ヒョウのイヴ。

持っていたストールのフリンジが
随分気に入ってくれたようで、じゃれて遊んでた。



時々ニュッと出る長い爪に
気がつかなかったのが悪かったが、
じゃれてるイヴの爪が手に引っ掛ってしまった。

鋭い爪がザックリ食い込んで、
なかなか血が止まらない。



飼育係が消毒液をかけてくれて、
とりあえず止血。

爪を引っ掛けてしまった当のイヴも
ビックリしたのか、暫くシュンと。


でも、その後、
ゲージの前をフリンジが横切った時は
獲物を狙うハンターの顔。



真剣な眼差し・・・
子供でも、小さくても、
ヒョウは肉食動物なんだと再確認。

Kisumu Impala Sanctuary



日本で言うところの動物園的存在。
通称「インパラパーク」。

ここにいる動物達は
KWSが管轄する国立公園や国立保護区で
怪我をしたりして保護された野生動物らしい。



ヴィクトリア湖沿いにあるためか、
ゲートをくぐると開放的で
気持ちの良い空間が広がっている。



動物の紹介なども作られていて、
管理が行き届いている印象。


ゲストに興奮したのか、
『求愛ダンス』を披露するダチョウ。



随分長いことダンスを見せてくれた。


優しい顔をしたチーター。



チーターは金網に近付いて体を触らせてくれた。
思っていた以上にゴワゴワした触り心地。


インパラの餌の時間に遭遇。



まるでパーティーのように賑やかな表情のインパラ達。
ふと、奈良公園の鹿を思い出す。

手前のサバンナモンキーは
インパラの餌を狙っているのだけれども、
なかなかおこぼれを貰えずにいた。


やんちゃな子供ヒヒ達。



見ていて飽きない。
幹線道路沿いにもヒヒが出没することを考えると、
この子達は悪戯っ子だからケージの中にいるのかと
思わず想像してしまう。



ヴィクトリア湖を眺めながらの帰路。

2011年9月8日木曜日

任期延長



任期延長の打診を調整員から頂いた。

実は8月頭にも、
別の調整員からその話しは頂いていた。

活動との兼ね合いもあるだろうから、
9月末を目安に考えて欲しい・・・
そんな内容だった。

ところが今回は、
2日後には返事が欲しいとのこと。
本部に提出する書類の審査の関係だろうが、
なかなか切羽詰った打診だ。


確かに、実はこの5月くらいから、
県内の医療過疎地域に診療所を作ることを
目標として、NGOと共に活動してきた。

県内の過疎地域で45000人が暮す広い地域には、
小さな診療所さえなく、交通機関も不十分。
片道11kmは離れた他の村の診療所に
徒歩で通うことを余儀なくされている人々が沢山いる。

隊員には資金がないものの、
「協力隊を育てる会」が行っている、
小さなハートプロジェクト 」を利用させてもらえたらと、
調整員に相談したり、
配属先である県保健事務所との話し合いを促したり、
今後ぶつかるであろうチャレンジも提示してみた。

医療施設だけ作っても、スタッフや薬などの支援を
保健事務所側から得られなければ、診療所として機能しない。
そういった手順をきちんと踏むように促してみたものの
NGO側のリアクションがあまりにも遅く、
なかなか話し合いを進めてもらえないのが現状。

隊員には任期があることを説明しても、
NGO側の姿勢が変わることが見受けられずにいた。

加えて、8月に入ってからは
出張やミーティングのドタキャンや
代表者と連絡が取れないなど、
活動が不透明なのも懸案事項だった。


ニャンザ州は2007年の大統領選の時に、
大きく荒れて、死傷者が多く出た地域なので、
JICA事務所側としても、留まる隊員は最小限に抑えたい。
任期延長をしたとしても、3~4ヶ月伸びる程度。

コミュニティにこそ、
こういった支援が入ることが理想だとは思う。

自分が無理矢理プロジェクトを進めれば
医療施設は建つかもしれない・・・

けれども、安定した医療体制の構築には、
コミュニティと政府機関が
連携し合っていなければならない。

そのパイプ役のNGOが機能していない状態で、
半年後にはいなくなる自分がプロジェクトを推し進めることは
ただの自己満足にすぎず、医療過疎地域の歪を深め、
結果的にコミュニティの期待を裏切ることになる。

現状を考慮すると、
1年延長できるならまだしも、
3~4ヶ月の延長ではプロジェクトの達成は見込めない。

断腸の思い・・・
とはこんな事を言うのかもしれない。

折角のお話だったが、
プロジェクトの進行も含めて、
今回は見合わせることにした。

2011年9月7日水曜日

CARNIVORE



ケニアに来るツアー客が、
1度は訪れるであろうレストラン。

焼肉屋さんなのだが、
野生動物の肉を出してくれることで有名。

ただ、最近は様々な世論の関係でか
それ程珍しい肉を出していないとも聞いていた。

日本からの友人が来たのをいいことに、
自分も初めて行ってみることに。


入り口から見えるところで
ダイナミックに肉に焼きを入れる。



メニューを見る限りでは、
ラクダ、ダチョウ、クロコダイル、牛の睾丸が珍しいか。



ゲストは自分で焼くわけではなく、
串に刺して焼かれた肉を店員が持ち回り、
ゲストの前で切り分けてくれるのを待つ。



日本人観光客も多く来るのか、
日本語でリップサービスも忘れない。

食べ慣れている肉がやはり美味しい・・・
ということを実感するが、
体験してみないことには分からないので、
来てみてよかった。

Matumaini



Save the children centre。
Matumaini はスワヒリ語で『希望』

孤児になった子供達の保護や、
スラムで生活するママたちの職業訓練を行う
日本人が運営するNGO。

今回は、そのフェルト小物を見せて頂く。



製作工程は全て手作り。



フェルト人形の形作りは経験が豊かな fundi の仕事。



フェルトを薄くのばす根気の要る作業。
みんな黙々と手先を動かす。



出来上がった作品。
フェルト人形は柔らかな曲線のせいか、
温かみのある存在。

別室ではフェルトのストラップやアクセサリーも。



赤道直下のケニアで、フェルト細工・・・
ということに最初は違和感があったものの。

何よりフェルトで作られる素朴な商品の数々に
いつの間にか引き込まれていた。


この施設では、隊員の要請を出しているそう。
どんな形で協力隊が関るのかは分からないが、
いつか後輩隊次が活動するかと思うと、
なんだか楽しみでもある。