2010年5月30日日曜日

Kisii



日常品の買出しを兼ねて、
離れた町に住む同期との
Lunch に、Kisii という
この周辺では1番大きな町に行ってきました。

kisii にはケニアでチェーン展開しているスーパーマーケットがあります。
ケニアについてどんな想像をされているのか分かりませんが、
スーパーマーケットは近代的で、生活に必要なものは大抵入手できます。

電化製品の中には日本の商品も・・・
もちろん、高価な商品ばかりですけど。


同期隊員の紹介で、
clinical officer の学生と話す機会がありました。

ケニアの Hospital Level について、

・1, Community
・2, Health center
・3, Sub district hospital
・4, District hospital
・5, Province hospital
・6, Referral hospital

私の配属先は、Level 4 の District hospital になります。
Kisii は大きな町なので、Level 5 の病院があるそうです。

PICT で働きたいという、この青年との会話の中で
HIV+の患者に対する薬(ARV)の在庫不足の問題、
妊婦に対する投薬量と投薬期間についての知識など問われて、
先日の training でも話題になっていたにも関らず、
きちんと答えられなくて自己嫌悪です。

この国では、HIV/AIDS に関る全ての人にとって、
ARV の投与量は常識の範囲なのかもしれません。
州のHIV感染率14%という現実を前に、
私は何をしていたのでしょう?

不勉強だったと、反省しました。

2010年5月28日金曜日

URIRI




Rongo での3日間の PMTCT training を終えて、
Uriri という村での training に参加しました。

Uriri には病院があるわけではなく、
Health center が MCH などの業務を担っています。

興味深かったのは Counseling の部分で、

Physically Attending Skills、『SOLER』

・S- SIT facing client
・O- adopt OPEN posture
・L- LEAN forward to listen
・E- maintain EYE contact
・R- stay RELAXED

様々な場面で応用できることだなと感じながら聞いていました。

2010年5月26日水曜日

PMTCT refresher training



HIV の母子感染予防のための training が24日から3日間、Rongo District 主催で行われています。

ガイドラインや資料などは国の保健衛生省から送られてくるようなので、
Rongo だけでなく、ほかの地域でも行われているのかもしれません。

内容が濃く、難しい topics にも関らず、演者の持ち時間は30~45分。
もちろん、始まる時間も大幅に遅れるし、持ち時間も余裕で超過。
timetable はあまり意味が無いようです。

Day 1
・Introduction to HIV
・Overview of HIV prevention in mothers,infants and young children
・Stigma and discrimination issues in MTCT

Day 2
・Interventions for the prevention of MTCT of HIV
・Counseling for PMTCT
・Virology and immunology in relation to HIV testing

Day 3
・Infants and young children feeding in the context of HIV
・Safety and supportive care at work setting
・Comprehensive care and support for pregnant women,HEI and families with HIV

それぞれの topics に40枚くらいのスライドがあって、
もちろん英語表記のため、全てを読むことは出来ませんし、
資料が配布されるわけではないので、
演者の話している内容全てを把握できたわけでもなく・・・

3時間以上、休憩無しで英語のシャワーに浸っていると、
さすがに集中力が途切れます。

この training は医療関係者を対象にしたものですが、
地域の community health worker や student でも、
妊娠中、出産時、出産後、胎児それぞれの、
HIVの抗ウイルス薬の投薬量、用法、服用期間など、きちんと覚えていて、
何一つ答えられない私としては、勉強不足を実感しています。

「私、何にも分からないので勉強させて頂いてます!!!」

というオーラを前面に押し出し、
覚束無い英語でもって奮闘してる毎日です。

2010年5月24日月曜日

from JAPAN



Postcard 届きました。

なんだかとても元気になれました。

嬉しくて同僚や隣人に見せてます。

みんな日本からの Postcard に興味津々。
もちろん日本語は読めないけれど、
「私の書く日本語と違う」
とか、色々なことが気になるようです。

JICA から、月1回くらい書類等々、郵便物が任地に届きます。
Postcard や Letter はその書類と一緒に任地に送ってもらえるようです。

ケニアには Postcard を送る習慣が無いようで、
ここで購入できる殆どの Postcard は観光地でしか
入手することは出来ません。

素敵な風景が safari 以外にも沢山ありますが、
目を向けてくれるカメラマンがいないものでしょうか???

2010年5月23日日曜日

Key Issues


先日話し合われた Forum の中で、
今後の県保健事務所及び、
県保健衛生の方針として揚げられた項目の中から。

The main focus areas will be:

1. Immunization - address vaccine preventable diseases
2. Maternal and newborn care
- skilled deliveries, new born care and family planning
3. HIV infection prevention strategies - PMTCT, HTC, VMMC
4. Malaria prevention - IRS, LLITN use, IPT use
5. Safe water and enviromental sanitation
- HH water treatment, latrine use,
local government collaboration onsolid waste disposal
6. Community strategy scale up
- promote community ownership of theirown health status and interventions.
7. Surveillance
- active case search (TB, AFP, NNT, measles),
improved reporting and use of date, emergency preparedness
8. Health service Quality improvement
- Hospitals and rural facilities, feedback systems strengthened.

ケニア全体としては
HIV/AIDS、TB、Malariaに対する予防対策はもちろん、
Maternal care にも力を入れていることが伺えます。

2010年5月22日土曜日

院内業務




これからの約3ヶ月は
県保健事務所の office に週2日。
病院内に週3日で働くことになりました。

病院内も建物が分かれているので、週代わりの rotation で診療科や病棟を回って、
任地の医療状況を確認したいと思っています。

そんな最初の週は、病院内の薬局業務。
院内では HIV+ の患者とマラリア患者への投薬に限定しているようです。
棚いっぱいの ARV に驚きつつも、早く薬を覚えないと・・・
まだ、薬の名前や使用量だけでなく、
処方箋の読み方も分かっていないうちから、
調剤・投薬をすることになってしまい、若干面食らっています。

2010年5月20日木曜日

stakeholder meeting



県保健事務所主催の会議が行われました。
県の医療体制や、各病気の患者数、今後の目標などが話し合われます。

開始予定時刻から3時間遅れて始まった会議も、
しっかり3時間延びて Polepole 感満載。
殆どの内容が英語で議論され、所々スワヒリ語が出没します。
全ての topic を理解することは出来ませんでしたが、
それでも大変有意義な会議に参加させて頂けたと思っています。


Rongo District

Total catchment's Population 338,976
Children under 1 year 15,254( 4.5%)
Children under 5 years 67,796(20.0%)
Under 15 years Population 148,133(43.7%)
Women of child bearing age (15-49 years) 81,335(24.0%)
Adults (14-59 years) 155,929(46.0%)
Elderly (60+ years) 10,170( 3.0%)

人口に対する高齢者の割合が、日本と比べて随分少ないです。
ケニアの平均年齢は男性42歳・女性47歳と伺いました。


県内の医療体制

Nunber of Doctors 3
Nunber of Nurses 67
Total nunber of Beds 120

これはひとつの病院ではなく、県内全てのスタッフ数やベッド数で、
1人の医師や看護師の負担が如何に大きいかを物語っていると思います。

2010年5月19日水曜日

Nyanza 州の現実



HIV/AIDS に関しては
様々な leaflet が作られています。
とてもカラフルなものが多くて、日本のものよりも、
種類も内容も充実しているように感じます。

World Cup に合わせて、
6月11日から1ヶ月間、
ケニア全域でHIV検査の
キャンペーンも展開するようで、今日はそのための予算請求に関る資料作成を行いました。

ただ、物価の相場や必要物品について把握しているわけではないので、
本当にドンブリ勘定という言葉が似合う気がしました。

世界中からの資金提供や支援のおかげで
ケニアの HIV/AIDS 対策が成り立っている事実を
ひしひしと感じる今日この頃です。

ちなみに、感染率が依然高いニャンザ州の
人口に対する、昨年の感染率は14.9%
6~7人に1人はHIV+という計算になります。
そして、これはケニア全体のほぼ2倍。

日本の感染率は確か、0.03%くらいでしたっけ??
数字の大きさに唖然とするばかりです。


今日は様々な集計もしていたので、
最新の Rongo 情報から。

Rongo HIV/AIDS intervention info (2009,July-2010,March)

PMTCT HIV/AIDS prevalence 15.6% (16.5%)
VCT HIV/AIDS prevalence 20.3% (18%)
PITC (OPD) HIV/AIDS prevalence 17.7% (31%)
PITC (IPD) HIV/AIDS prevalence 29.2% (45%)
         (カッコ内は昨年のデータ)

* PMTCT= Prevention of Mother To Child Transmission
* VCT = Voluntary Counselling and Testing
* PITC = Provider Initiated Testing and Counselling
* OPD = out patient(外来患者)
* IPD = in patient (入院患者)

2010年5月18日火曜日

sofa


未だに、家財道具が
十分ではない我が家ですが、今日はソファを探しに隣村まで行ってきました。

ソファやベッド枠を
専門に作る職人さんが
住んでいる村で、
幹線道路沿いにはソファが
ずらっと並んでいます。

ケニアでは通常、
ソファをセットで購入するものらしく、
単品での購入には交渉が必要になります。

今回は counterpart に
全ての価格交渉をして頂きました。
本当に心強い限りです。

2010年5月17日月曜日

I'm in Rongo




任地到着してから
1週間が過ぎようとしています。

1人では
本当に何にも出来ないものだ・・・などと、強く感じる
今日この頃です。

それでも、
近所の方々や house owner に助けて頂いて、
なんとか生活が始まろうとしています。


自分に何が出来るのだろうか?

ここに来て、
相変わらず自分の無力さを実感する日々ですが、
いつか人々の役に立てたらいいな・・・と思いながら、
まずは焦らず、この地域を観察してみます。

とは言っても、どちらかと言うと、
肌の色の違いで、嫌でも目立ってしまうので、
みんなに観察されている最中だと言うほうが
的確な表現なのかもしれません。

2010年5月8日土曜日

To-sen kyo



投扇興をスワヒリ語で紹介する機会を頂きました。

投ー扇ー興
rusha-upepeo-mazungumzo

語彙の限られたスワヒリ語で、説明できたことは少ないのですが
百聞は一見にしかず・・・

本当に簡単なルール説明と、扇子の投げ方を伝えた後、さっそく実践に。

tujaribu kucheza To-sen kyo
(Let's play To-sen kyo)

日本語の独特な言い回しなど、
伝えきれないことは沢山でしたが、
扇・枕・蝶、その一つ一つを
興味深げに手に取り、
投扇興そのものを楽しんで頂けたようなので、ホッとしました。

2010年5月6日木曜日

ポリオの追加接種



任意ではありましたが、
ポリオの
予防接種を無料で受けられるということで、
同期隊員とNairobi hospital に行ってきました。

2002年6月、WHOは欧州などWHO加盟51ヵ国の
ポリオ根絶宣言をしましたが、
ここケニアでは、まだ根絶には至っていません。

ケニア人は幼少期に3回、18歳時に1回の計4回、ワクチンを接種します。
日本では追加接種をするのは、小児検診に付き添う母親くらいでしょうか?

ポリオは生ワクチンで、
接種後1ヶ月は他のワクチンを受けることが出来ません。
この間、狂犬病を持つ動物に噛まれると、
治療として有効な暴露後接種ができないので
野良犬等に注意しなくてはいけません。

2010年5月3日月曜日

SOTOKOTO Marathon



smile africa project の
イベントとしてケニアで開催されるマラソン大会が

『SOTOKOTO Safari Marathon』

今年の開催が5月23日。

日本からも参加者が
沢山いらっしゃるのでしょうか?



ところで、
JOCV の有志で結成される『KESTES』という、
ケニアの子供達の奨学金支援をする活動に参加することにしました。

その KESTES でも、
SOTOKOTO Marathon にブースを出すようです。

2010年5月2日日曜日

同期隊員の本


5年間、ケニアの
マサイ・マラ国立公園で
ガイドをしていた方が、
同期隊員として、JOCVに。

その方の著書
「僕は見習いナチュラリスト 野生王国編」
を教えて頂いたので、
これからケニアの予習をしようかと。
(今更ですけど)

動物観察の視点なども、
とても興味深いのです。