2009年12月13日日曜日

普及法研修②







3~5日目

・PCMとは何か
   考え方と手法
・ファシリテーターとは何か
・コミュニティー活動
の枠組みを考える
ー理論と現場ー
・開発論、ボランティア論


PCM(Project Cycle Management)手法とは、
開発援助プロジェクトの
計画立案・実施・計画という一連のサイクルを
PDM(Project Design Matrix)と呼ばれる
プロジェクト概要表を用いて運営管理する手法。

PCMは協力隊の活動には馴染まない。
ミーハーなこの業界の中で、
旬なキーワード・役人が欲しがるワードを摑むこと。

PCMの主なステップ
 関係者分析
 問題分析
 目的分析
 プロジェクトの選択
 PDMの作成
 PDMの審査
 活動計画表の作成

ファシリテーター
 人々の意見を引き出し、調整し合意形成を図るとともに
 個々人の意識や認識・能力を向上させようとする人。

PDMは
プロジェクトが成功するための唯一の方策ではない。
プロジェクト全体を視覚化することで関係者全員が共通の認識を持つ
「成果→活動」の順に考えることで
   活動のアイデアを高め、目的を明確にする。
プロジェクトを縛るものではなく、状況により変更できる。

RRA/PRA or PLA 各種ツールとその特徴
 RRA(Rapid Rural Appraisal)
 PRA(Participatory Rural Appraisal)

RRA & PRA の5原則
 参加型・柔軟性・チームワーク・適度の無視と適切な不正確さ・機能性

基本ツール
 インタビュー/討論・マッピング・ランキング・動向分析

RRA & PRA の共通点
 誰でも手軽に使える手法

RRA & PRA の相違点
 PRA:調査の専門家がファシリテーターになって、より参加型のツール
 RRA:調査の専門家が直接聞く

RRA & PRA の限界
 トレーニングが簡単な反面、結果の質にばらつきがある

指標としての意味
 状況設定・コンセンサスの徹底
 コミュニケーションのためのゲーム・エントリーポイント
 ファシリテーターへの協力性の把握

「普及」とは何か?
 いくら事実が正しくても、普及は進まない
 その人の生活・社会生活全体をみて、コミュニケーションをとること。

どれだけ節約できるかを考える
貧困削減のために、投資から入るのではない

女性の活動は地域社会から浮きやすい
活動をコミュニティー全体が理解してくれるとは限らない
ポテンシャルエナミーを利用する
 →巻き込んで、後から反対できないように

お金をかけなくてもできるプロジェクト
 →彼らの泣き所をつかんでいるか
  →needsに気づいているか
   →体験者として何が大変なのか
投資のいらないプロジェクトは失敗しても損をしない

生改産の言葉から
「村の人に恋をすること。
 相手のコトを想い、大事にする事。
 想い続ける心が大切」

植林を声高にいうことなく森林を再生する
教育を前面に出すことなく就学率を向上する
農業技術を教えることなく模倣して農地を開拓する
目的からずれたことをいかに評価するか

人の心が揺れるように、自分の心も揺れる
精神世界の再生と拡大

世界を変える事は1人の活動から始まる
1人いるだけで、与えられるインパクトは大きい

出会ってしまった不思議を受け入れ、人生の意味と実践を生み出すこと

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