2011年12月16日金曜日

Nairobi National Park



午後から用事があったある日、
午前中、NNP(Nairobi National Park)に
行かないかと誘われた。

NNPは隊員連絡所から30分もあれば
行ける距離にあり、車さえ手配出来れば
公園入場料を加えても、
1人2000円前後で楽しめる。

せっかくなのでご一緒させて頂いた。

朝6時出発のこの日、
1番最初に国立公園内に入ったゲストが我々。



途中ですれ違った車とも、
動物についての情報交換。

程なくして、サイと遭遇。



シャイな動物であるサイは、
車に気がつくと一目散にブッシュの陰へ。

インパラのオス達の順位争い。



草食動物の多くは、ハーレムといって、
1頭のオスが多くのメスを率いている。
他のオス達はオス同士の集団の中での
順位争いを勝抜いてトップになると、
ハーレムのオスと戦う権利を得られるそうだ。

本当の草食動物は、
激しい順位争いに晒されている。

食事を終えた後と思われるメスライオン。



毛繕いに余念がない。

その後、サファリカーに背中を向けた・・・



と思ったら、ナイロビタウンを眺めていた。

ライオン観察中の車中では、
頃合を見計らって我々も朝食を。



同行者が、朝早く起きて
サンドイッチを作ってくれた。
温かいカフェオレと共に頬張りながらの動物観察。

集団でいたホロホロチョウ。



野性のホロホロ達は鮮やかな青色の首をしているが、
家畜化されると色褪せ、綺麗な発色ではなくなるそうだ。
自然は不思議だ。

クロサイの親子にも遭遇。



NNP内にはシロサイとクロサイを合わせて
70頭生息しているそうだが、
1回のサファリで何頭ものサイに出会えるのは
やはり稀なことだと思う。

日向ぼっこをしていたヒヒ。



親孝行な子供ヒヒが、毛繕いをしていた。
サファリカーが随分近いところに停まっていたが
気にする風でもない。

キリンとインパラたちが道路に。



動物達にとっても車道の方が
草原より歩きやすいのだろうか。

NNP内にも川沿いにウォーキングスポットがあった。



鳥や蝶などは歩きながらの方が見つけ易い事も。
もちろん、レンジャー同行で散策。

日光浴中のワニ。



さすがに近くを通る時には、
静かに歩くようレンジャーに注意を受ける。

この川は国立公園と地元コミュニティーの境界線でもある。



橋を渡ると公園外になる。

マサイのママ達がビーズ細工や籠バックなど、
お土産物を売っていた。
我々が橋を渡るのを見て、大急ぎのお店出し。



ここに来る観光客は多いのだろうか。
しつこくない売込みが好印象だった。

ナイロビタウンをバックに、
1列に並ぶトムソンガゼル。



バッファローの群れが移動中。



手前の1頭は角が片方なかった。
順位争いの過程で失ったのだろうか。

本日3度目のサイとの遭遇。



今回はシロサイ。

悠然とサファリカーの前を通り過ぎていく。



他にもサイを観察しているゲスト達。
刺激しないように慎重に追跡。

サイの進行方向にはダチョウが座っていた。



明らかにダチョウは緊張した面持ちで
サイの行方を伺っている。

サイは視力が悪い動物で、
15mも離れると、認識できないと聞いた。
このサイにはダチョウの存在は
確認できていないのだろう。

結局、ダチョウの方が根負けし、
移動することに。



とは言っても、
後ろから見ていると2頭で仲良く
タウンに向かって歩いているようだ。

午前中だけとは思えない、
充実のサファリだった。

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