2010年6月16日水曜日

引き続き




antenatal care について。

自分としては学ぶつもりで外来に出向いたつもりが、

「昨日見ていたから分かるでしょ?」

などと、机の前に座らされ、診察業務全般をする羽目に。
とは言っても、医師でも看護師でもなので、
もちろん1人では何も出来ない。
言葉だってちゃんと通じない。

顔色・・・みんな黒い。
目 ・・・貧血の有無以外の良し悪しが分からない。
耳 ・・・何を見るんだろう?
舌 ・・・唯一なんとなく分かる。
皮膚・・・黒くて艶々。

リンパ腺も、「ここだよ」と教えてもらって
初めてしこりに気がつく始末。

client への interview も英語でしか出来なくて、
スワヒリ語もしくはルオ語に言い直してもらいながら
少しずつ進むので、client のストレスたるや・・・

質問事項の中には
fever, cought など、身近な症状から
STI symptoms を具体的に聞くものあり、

・How much time during the past four weeks have you felt down?
などと、Quality of life に関連するもの、
・How many times have you had sex in the past month?
・How frequently have you used a condom?
など、Sexual history に踏み込むものなど多岐にわたってる。

HIV+ の妊婦も HIV- の妊婦も、一緒に診察していくが、
+ の妊婦には薬が処方される。

日本では処方箋を受け取ることはあっても、書いた経験はない。
処方箋を書くのは docter の権限だ。
にも関わらず、ここに来て処方箋発行までしてる。
(もちろん nurse との連名で)
ケニアでは医師だけでなく、看護師も診察をするので、
看護師が処方箋発行する分には問題がないらしい。

人を「診る」のは大変なことだと実感した。
意思の疎通がスムーズだと、
もっと client と色々な話が出来るのに・・・と思うと
自分のスワヒリ語力の拙さにがっかりしてしまう。


夕方、院内の薬局に寄って、
私の書いた処方箋に気がついたか聞いてみた。

World cup で日本が勝ったせいもあってか、
みんなの反応がすこぶる良く、なんだかとても励まされた。

マンパワーには、なりたくないけれど、
なんでも一通りやってみて、改善点等見つけられたらいいなと思う。

2 件のコメント:

  1. rica in the PI2010年6月19日 8:11

    風ちゃん、ポストカードのお礼が遅くなって本当にごめん!どうもありがとう!心からうれしかったよーーーー。
    そして。一気にブログよんだよー!すごくがんばってるね!出来ることも出来ない事も、すべてにまっすぐ真剣に向き合ってる姿に刺激をうけたよ!同じ空の下、みんなそれぞれ笑って、悩んでるんだと、改めて思った。お互いがんばろうねー!

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  2. わぉ~~~。
    コメントありが追う♪

    そっちはどう?
    体調崩してない?
    世界中の同期が頑張ってるんだもんね、
    お互い、無理せずやって行こうね。

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