2010年8月5日木曜日

静穏








今日、
8月4日はケニアの
referendum。

2007年の大統領選の時には暴動により、
国外退去を決行せざるをえなかったJICA事務所側は、
今回、一部地域の隊員にはナイロビ退避、
それ以外の隊員には前後10日間の移動規制と投票日当日の自宅待機、
という形で、この referendum に対応しています。

幸いにして、任地 Rongo を含む Nyanza 州は
暴動などが発生する危険が少ないと言われています。

急遽この日は、国民の休日に制定され、
仕事に出掛ける必要もなくなったので、
JICAからの注意勧告に従って、
おとなしく自宅待機をしていました。

朝から天気がよくて、
そして、とても穏やかな1日でした。

庭で日向ぼっこをしていると、近所のケニア人が
「今日はとても平和だよ」
と声を掛けてくれるような、そんな長閑さが漂ってました。



それでも。

夜間、我家の見回りをしてくれる警備員から
ある男が警察に捕らえられた・・・
と言う話を聞きました。

その男は、
7歳の少女を白昼堂々レイプしたのだと。

町の人たちは、警察が捕らえたこの男を
殺すと殺気立ってると。

でも。

この男は、実は15歳の少年だったと。



一見、静けさの漂っていた町で、
平和だった生垣の外側で、
心が凍るような出来事が起きていて。

この国の持つ unbalance な一面を
まざまざと見せ付けられた気がして、
ただただ、言葉が出ませんでした。

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