2011年6月7日火曜日

草の根無償



配属先のオフィスにて。

朝の meeting 後のチャイタイム。
一仕事を終えた感いっぱいのオフィサーが、
渋い表情から笑顔に変わり、チャイを片手に雑談。

平和な時間。


活動先の1つである、NGO:WODERA を訪問。
field activity がある時は同行させてもらっている。

Global fund から援助を受けているものの、
3~5月はプロジェクトの狭間で財政難だったよう。
ドナー頼みの活動はいずれ破綻すると思うのだが、
WODERA の活動そのものは評価できる部分が多い。

新しい支援先をどうやって見つけるか、
どうやって小さなNGOを大きくしていくか、
そんな話し合いを代表とよくしている。

今回、外務省の草の根無償を紹介してみた。

 対象グループ
Any non-profit development organization
(1) Community-Based Organizations
(2) Local & International NGOs (Non-Governmental Organization)
(3) Local authority (Ex. City Council, District)
(4) Educational Institutions (ex. School management committee),
(5) Medical Institutions (ex. Hospital Management Committee)
(6) Research Institutions
 
 対象となる活動
- Construction / Renovation of buildings
- Supply of Equipment / Furniture

インフラ整備、施設の改築、医療機器や
機材・家具等のハード面の支援が行われている様子。

援助慣れしたケニアにおいて、
まず資金やものを提供しない状態で、
いかに人々の考え方・モノの見方を変えていくか

それが大切なことは重々承知しているものの、
無いところには何も無いのが現状。

この草の根無償、申請書は外務省に月40~50件入ってきて、
そこから次のステップに移れるのが5件程度。
ケニアで採択される年間の案件枠は9件とかなりの高倍率だが、
実際にきちんと計画書を出してくる団体は少ないため
可能性は少なくないとのこと。
特に、協力隊が関わっている場合、そして隊員が事業実施において
モニタリングに関る場合などは優遇されるということ。


水道も電気も医療施設も学校もない
県内の僻地にある小さな村に、
せめて医療施設を作りたい・・・
ゆくゆくは学校や農業も発展させたい・・・
そんな地道な活動をしている WODERA を
応援してみようかなと思う、今日この頃。

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