2011年6月11日土曜日

薬剤部にて

今日は久しぶりに病院の薬剤部へ。

1年前の今頃も、
こうして薬剤部で投薬補助をしながら、
多くの患者さんと接する機会を作らせて頂いた。

スタッフにそれほど大きな変更もないけれど、
今年になって女性が何人か薬剤部に常駐している。



彼女もその1人。
この日は、FACESというNGOのスタッフが
weekly meeting のため薬剤部も人手不足。
1人で業務を行っていた。

聞けば、ボランティアで働いていて、
雇われている訳ではないらしく、
学校卒業後、一度ロンゴで働き、
復学を経て、再度ロンゴに戻ってきたそうだ。

薬剤師ではなく薬剤技術者?と言って、
薬剤師とは違う立場にいるようで
学校を卒業しても就職できるとは限らないらしい。

多くはボランティアをしながら仕事を探すことになるのだとか。



作業しながら、
彼女自身のことに耳を傾ける。

この地域一帯はルオ族が住んでいるが
彼女はルイヤ族出身で、ご主人がルオ族。

現在単身でナイロビに住んでいるご主人が、
彼女の生活のサポートをしているものの、
最近になって、複数の奥さんを持ちたい…
といった雰囲気を漂わしているとのこと。

ルオ族は確かに、一夫多妻の習慣があり認められている。
一方で、ルイヤはほぼ一夫一妻制で、稀に複数妻帯者がいるそうだ。

彼女としては、
ご主人を他の女性と共有することに随分抵抗があり、
他の女性と結婚するなら別れる決心をしているようだ。

部族による習慣の違いは本当に様々だけれども、
こんな時、多くの人はどのように解決していくのだろう・・・
女性の地位が低いルオ社会の中で、
彼女の居場所がなくならないことを願いつつ。

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