2013年2月15日金曜日

ベレンの塔と発見のモニュメント














リスボンのベレン地区にあるベレンの塔は、
16世紀にマヌエル1世によって、
ヴァスコ・ダ・ガマの世界1周の偉業を記念して
テージョ川の船の出入りを監視する
要塞として作られた。

建設時は川の中央の岩礁に作られたが、
リスボン大地震時に地形が変わり、
今では川岸に位置している。


















目の不自由な方のために、
ミニチュアのベレンの塔が
塔の近くに置かれている。


5階建ての建物で、
1階は潮の干満を利用した水牢として
2階は砲台、3階以上は王族の居室だったそう。

訪問時は中に入れなかったが、
現在は博物館なのだとか。


霧に包まれた、発見のモニュメント。














エンリケ航海王子没後500年の記念行事として、
1960年にコンクリートで制作された。

ポルトガル大航海時代の
先駆的指導者だったエンリケ航海王子を先頭に
探検家、芸術家、科学者、地図製作者、
宣教師ら約30人の像が並ぶ。














こちら側には、マゼランや
フランシスコザビエルなど、
日本にも縁のある像が多い。


石畳にあるウィンドローズ。
ポルトガルが各地に到達した年が記されている。
1498 Melinde はケニアのマリンディ?


日本到達が 1541 だそうだ。














貪欲にアジアを目指したポルトガルの船によって、
南蛮文化が日本にも上陸したかと思うと
なかなか感慨深い。

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