2011年5月30日月曜日

途上



首都から任地までの道が
この1年間で随分良くなった。

いつの間にか、
土の道からアスファルトで舗装された道路へ
その姿を大きく変えてしまった。

所要時間も短縮されて、
移動に伴う苦痛さも軽減されたと思う。


でも、この道は、
乾季には水場を探す動物達が姿を見せ、
雨季になって緑が増えたら草を食むキリン達が歩く
サバンナの真ん中を走る。

そんな野生動物の生活環境を
人間の都合で変えてしまいやしないか?

便利になる一方で、
失うものも多いのではないか?

手に入れたモノとの引き換えに、
犠牲にしたモノの価値に気がつくのは
きっと、随分先のことなんだと思う。

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